怪力少女は恋を知らない〈第七部〉【NARUTO】

第３１２話 ページ19

オビト「うッ…！！」

『大丈夫ですか！？』

オビト「…問題ない…次だ！」



オビトさんにチャクラを流し込む。
ズズ…とまた空間が開く。



『ッ！』

オビト「酸の海か！？」


服に酸が付く。
ベストを素早く脱ぎ、服も急いで破く。

オビトさんは逃がせたけど、サクラの服にも付着してしまった。



サクラ「Aッ…！！」

オビト「大丈夫か？」

『だ、大丈夫です…このくらい…！！それよりサクラは…！？』

サクラ「私も大丈夫！」

オビト「お前らは医療忍者だろ…回復するまで少し待つ」

『いえ…続けましょう。ナルトも頑張ってますから！』

オビト「…あぁ、次だ！」



空間が開く。
そこにはサスケの影が見えた。



サクラ「サスケ君！！！」

『サスケェ！こっち！早く！！』



空間が縮んでいく。
マズい…！！

すると、私の隣にサクラも来て、オビトさんにチャクラを与える。



「『しゃんなろォォォォ！！』」



しかし、空間は閉じてしまった。



サクラ「ハァ…ハァ…そんな…！」

オビト「クソッ…！！」

『……ッ…』



フラッと足がもつれて倒れそうになる。
すると、誰かに抱えられた。



サクラ「さ、サスケ君！！」

『サス…ケ…』

オビト「…どうやって？」

サスケ「これが俺の能力だ。俺と離れた空間を一瞬で入れ替える。距離は決まっているが…」



サスケは私の頰を撫でた。
サスケの行動にサクラは目を伏せる。



サスケ「おかげで届いた」

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