それでも、好き。【シカマル】【我愛羅】

１年半 ページ45

後に、大蛇丸の策略に嵌められていた事が分かった。
ナルトとの戦いから、我愛羅の性格は温厚になっていった。



我愛羅「A、まだ治らないのか」

『あ、うん。でも、大丈夫だよ。これくらい』



我愛羅に殴られた際に頭を怪我した。
今では傷口が塞がっている。

でも、頭に傷の跡が残っている。
前髪で隠せるくらい小さい傷だけど…



我愛羅「すまなかったな」

『もう…良いって言ってるでしょ？私はなんともないよ！ね？』



我愛羅がどんどん優しくなってる気がする…
それに、最近は姐さんやアニキとも仲が良くなってるらしいしね！

木の葉襲撃から１年半くらい経っている。
砂と木の葉は協力関係を再建築した。



『あ、ねぇねぇ！聞いた？』

我愛羅「…何をだ？」

『次の風影候補だよ！我愛羅に注目が集まってるってさ！』

我愛羅「俺が……風影？」

『うん！私は素敵だと思うけどね〜』



我愛羅が風影かぁ…
絶対、風影の服似合うだろうな。

私たちももう上忍だし。
早いもんだねぇ。



我愛羅「しかし……上忍成り立ての俺に務まるか…？」

『大丈夫！大丈夫！我愛羅なら絶対、大丈夫！』

我愛羅「………そうか」



我愛羅は嬉しそうに小さく笑う。



「A！ここに居たか」

『……私に何か様ですか？』



上忍の先輩が息を切らしながら私に話しかける。
そして、小さな巻物を渡してきた。



「木の葉からだ。お前宛に」

『………私に…？』



巻物を広げて読んでみる。



我愛羅「…なんて書いてある」

『………綱手姫…？』



木の葉の火影、綱手様からだった。
どうやら、私の背中に封印されている“記憶”の呪印を解く事が出来るかもしれないらしい。

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