それでも、好き。【シカマル】【我愛羅】

始め ページ28

やっと我愛羅の試合が始まる！
ワクワクしながら我愛羅を見つめる。

その隣のシカマルは私を見つめてくる。
なんなんだろう…さっきから。



『ねぇ、私の顔に何かついてる？』

シカマル「………説明すんのもめんどくせぇ」

『ッ…な、なにそれ』



“めんどくせぇ”
この言葉を聞くとズキンと頭に痛みが走った。

なんだったの…
ま、いいや！今は我愛羅の試合に集中！



今は我愛羅が圧倒的リード。
リーさんは銅像の上に立ち、冷や汗を滲ませている。



ガイ「リー！！外せェ！！」



急にガイさんが叫ぶ。
びっくりした…



リー「で、でもガイ先生！これは沢山の人を守る時に外しなさいって…」

ガイ「構わーん！！俺が許す！！」



えぇ…なんなの。
リーさんは足に付いていた何かを外す。

そしてそれを落とす。
重りは砂埃を舞い上げながら下に落ちた。

ど、どんだけ重いの…！？




ガイ「行けェェ！！リー！！」

リー「押忍！！」



リーさんは素早く下に降りる。



我愛羅「ッ！？」

『ッ！？』



素早い動きだ。
見えない。

我愛羅も焦っているようだ。
こ、これじゃ我愛羅が…！！



『我愛羅…！！』



「負けないで」
そんな祈りをした刹那、我愛羅の頰に傷がつけられる。

信じられない…！！
あの我愛羅に傷を負わせるなんて…！！



『ッ！』



ボロボロと崩れ落ちる我愛羅の皮膚。
あぁ…そっか…砂の鎧でガードしてたんだ…

でも、砂の鎧を使うなんて…
相当追い込まれてる…！！

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