試験2 ページ17
イビキ「よし、これから第10問目を出題する」
ペーパーテストも終了。
あとは最後の問題を解くだけだけど…
イビキ「まずお前らにはこの第10問目の試験を "受ける" か "受けない" かを選んでもらう!」
頭にハテナマークが浮かぶ。
受けないと突破できないんだから受けるしかないんじゃ…?
イビキ「"受けない" を選べばその場でその者の持ち点はゼロとなる……つまり失格! もちろん同班の者も道連れ失格だ!そしてもう一つのルール。"受ける" を選び正解出来なかった場合……その者については今後永久に中忍試験の受験資格を剥奪する!」
えッ…!!なにそれ…
会場のみんなも、理不尽だのおかしいだのと口々に抗議している。
受験資格剥奪を恐れ、手を挙げて会場を去る人が次々と現れ始めた。
我愛羅もアニキも姐さんも……流石に受けるよね?
そんなに度胸ないわけないよね?
ナルト「なめんじゃねぇ!! オレは逃げねーぞ!!」
バン、と机を叩く音と一緒に上げられた大きな声。
それは昨日出会った金髪の少年。
ナルト「受けてやる!! もし一生下忍になったって……意地でも火影になってやるから別にいいってばよ!!!」
“火影になったらカッコいいって言ってあげてもいいよ?”
そんな台詞が頭をよぎる。
そして、頭痛が起きた。
さっきよりはマシだけど、かなり痛い。
なに…?この記憶…!!
イビキ「もう一度訊く……人生を賭けた選択だ。やめるなら今だぞ」
ナルト「まっすぐ自分の言葉は曲げねぇ……オレの忍道だ!!」
『ゔッッ…!!』
痛い…あの子が喋る度に頭痛が起こる。
シカマル「…おい、大丈夫か…!?」
『ゔッ……あ''ッ……』
“おっし!決めた!俺ってば、火影になる!Aちゃん、見ててくれってばよ!”
『あ………な、ナルト…?』
シカマル「ッ!思い出したのか…!?」
男の子が教室に響かない程度の小さな声で私に呼びかけてくれる。
いや、男の子じゃなくて…
『し、シカマル……』
シカマル「お、おい!今、なんてーー」
イビキ「いい決意だ。では……ここに残った全員に……"第一の試験" 合格を言い渡す!!」
その言葉を聞いた後、静かに意識を手放した。
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ままこ(プロフ) - ミリアさん» はい!ありがとうございます! (2018年12月9日 16時) (レス) id: b36d8eab3d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - こちらこそごめんなさい。最新頑張って下さいね! (2018年12月9日 16時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ままこ(プロフ) - ミリアさん» 現在、リクエストは受け付けてません……誠に申し訳ない…!! (2018年12月9日 16時) (レス) id: b36d8eab3d (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - お願いあるんだけど良いですかな?neutoのキャラ×たくっちのまぃの恋愛短編集を作って貰いますかな?まぃが木の葉隠れの忍びを設定で。たくっちのまぃが知らない検索してくださいね。 (2018年12月9日 16時) (レス) id: a3eeffbc62 (このIDを非表示/違反報告)
ままこ(プロフ) - 桜。さん» 桜。さん!いつもコメントありがとうございます! (2018年12月9日 10時) (レス) id: b36d8eab3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:揚げだしとうふ | 作成日時:2018年11月23日 9時