LikeAbout８ 満員電車 ページ8
YOUside
日曜日の午後…
私は待ち合わせ場所の駅にいた。
茜は隣にいるんだけど…
森山さんと黄瀬君はまだ来ていない。
『Aちゃーん！茜ちゃーん！待たせたっス』
森山「ごめんね」
茜「いえ。練習、お疲れ様です」
今日は晴れて良かったな。
雨だと、アトラクションを断念しなきゃならないし…
『ねぇねぇ、Aちゃん？』
『…何？』
『私服、可愛いっスね。すげー俺好みかも』
『！？…ありがと』
突然、何を言い出すかと思いきや…
恥ずかしい。
誉められる事なんてないから、自然と意識してしまう。
黄瀬君は、どんな子にもこんな言葉を掛けるのかな？
失礼だけど、饒舌と言うか…
ふぅ…
だからこそ、モテるんだよね。
それから私たち４人は、駅の改札を通過して電車へ乗り込んだ。
しかし、休日で車内は混雑している。
茜「森山さん、絶叫系は平気ですか？」
森山「大丈夫だよ」
茜「良かったぁ。着いたら乗りたいのあるんです！」
すぐ側で弾む声。
楽しみにしてる茜に、私の頬も緩くなった。
『Aちゃん、立ってるの辛くないスか？』
『あっ、うん』
そこで黄瀬君が、心配して声を掛けてくれる。
『遠慮しないで、オレに掴まっていいっスよ』
正直なところ、掴まっていいものか…
彼女じゃないのに図々しくない？
もし、黄瀬君に好きな人がいるのなら…
絶対に掴まっちゃいけない！
私は彼を頼らず、車窓からの景色を眺めて気を紛らわしていた。
『ふぅ…やっぱ、受け身はダメっスね』
『…？』
グイッ
独り言だと思った発言が突然腕を引かれ、気付くと彼の胸の中に閉じ込められている。
恋愛感情関係なしに、身体が火照ってしまう…
は、離れなきゃ！？
『満員電車は要注意！』
『へ？！』
『変質者が出るかもしれないっスよ』
『でも、その…』
『居心地悪いけど、暫く此処で我慢して』
『…』
何だか…
黄瀬君のペースに持ってかれてない？
『自分の身は自分で守るから！』と、強気な発言が出来なかった。
『知りもしない男に触られるとか…考えたくもねーっスわ』
『…黄瀬君？』
誰かに守られるって、こんなに安心するんだ…
目の前で身を呈す彼に、少しだけ胸の高鳴りを覚えた。
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なび(プロフ) - ？！可愛い顔でどうしました？(ﾟoﾟ; (2015年8月3日 20時) (
レス) id: d92a5593cf (このIDを非表示/違反報告)
つばさん - ヾ(o´∀｀o)ﾉ (2015年8月3日 5時) (レス) id: 07745c7cb6 (このIDを非表示/違反報告)
なび(プロフ) - リコさん» お久です♪ではでは、私は邪魔せずに話の下書きしようかなぁ？？楽しんで下さいね(*´▽｀*) (2015年3月28日 23時) (レス) id: d92a5593cf (このIDを非表示/違反報告)
リコ(プロフ) - お久しぶりです！コメント出来なくてすいませんでした。これからゆっくり読んでｷｭﾝｷｭﾝしてます！(///∇///) (2015年3月28日 23時) (レス) id: c67d3cf1ba (このIDを非表示/違反報告)
なび(プロフ) - チャルランさん» お久しぶりでーす(^o^)やはり、皆さん４月に向けて忙しいですよね？実は私も忙しくて…orzスローテンポですが、じっくり読んで下さい♪無理はしないでね(^_^)/~ (2015年3月27日 22時) (レス) id: 2e3b7e0c5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なび | 作成日時：2015年2月20日 19時
