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何はともあれかなり消耗したが、第1回ボンゴレ式ビーチバレー大会は私たちの優勝で幕を閉じた。
念のために取り寄せた武器は役に立たなかったなぁ。
手が届かなかった時に棍でリーチ伸ばしたり、相手の関節を狙ってスリングショットを放つ案もあったが御蔵入りしてしまった。
いやそれにしてもマフィア関連のイベントは不参加か途中退場のどちらかだったので、私が直接手を下しての勝利は初めてではないだろうか。
代理戦なんかと比べるとかなり小規模なんだけど。
満足気に勝利の余韻に浸っていると、リボーンくんが優勝トロフィーを掲げてやってきた。
例の優勝賞品の贈呈…というかリクエスト聴取だね。
「俺なんも出来なかったけど、貰っちまっていいのか？」
「1人1つって約束だしな。せっかくだから貰っとけ。」
「んじゃ遠慮なく。バットとかスパイクとか、長持ちするやつが欲しいのなー。」
『私は
「
『中国拳法の特に回避技とか、あと幻覚の破り方とか。マーモンくんが愚痴っていたの思い出して。』
「ほう、尚高みを目指すか。いい心がけだぞ。」
知っていたら便利だろうな、程度の考えだったが大層褒められた。
バレー参加者にはえげつない、意地が悪い、情け容赦の欠片もない、等と称賛された。え？いやだな称賛だよ称賛。
京子さんには消える魔球って本当に出来るんですねと妙に的外れな感想をもらった。意図せず私も野球みたいな事をしていたというわけか。
優勝者としてもみくちゃにされているが、早く海に浸りたい。涼みたい。熱帯魚の群れとか見て癒されたい。
少しでも頭の片隅に思っただけでエスパー九条くんは人払いをしてくれるしゴーグルを手渡してくれるしで本当に出来た子だ。
『流石九条くん…ありがとう。じゃあ私しばらく浮かんでこないけど心配しないでね。』
「はぁ…しばらくと言うと具体的には？」
『1時間とか？』
「連続で！？大丈夫なんですかそれ！？」
『疲れたらちゃんと休むよ？』
闇の炎で呼吸する旨説明するとようやく納得してくれた。
許可を得たので遠慮なく沖に出て潜ると、そこは見たこともない幻想的な世界が広がっていた。
これを見にきただけでもよい休暇となったものだと、この夏一番の思い出となったのだった。
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こたつ - 前の作品から一気に読んでしまいました。とても楽しかったです。更新お待ちしてます！ (2022年7月21日 21時) (
レス) id: a73b8e0aaa (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 璃桜さん» ありがとうございます(*∩ω∩)ふぉぉそろそろ更新しないと怒られちゃう…！頑張ります…！ (2022年1月25日 13時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
璃桜(プロフ) - めっちゃくちゃ好きです！作品お見かけしてから読む手が止まりませんでしたw 更新楽しみにしております！ (2022年1月21日 15時) (レス) id: 5e7d069fb5 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - ヤサさん» えへへ、ありがとうございます！思ってたより難航して全然更新出来ておりませんが、頑張っていきます…！ (2021年10月2日 15時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
ヤサ(プロフ) - 委員長がすっっっっごい好きで何度も読み返してますw 更新待ってます！ (2021年9月25日 3時) (レス) id: 6dc077f6ee (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2020年2月9日 20時
