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数秒後ドタドタと全力疾走している様な足音と、壊れたんじゃないかと思わせる大きなドアの開閉音とともに2人入室してきた。
片方は見た事がある。10年後の骸くんだ。
もう片方は…多分恭弥くんだ。こちらもまたカッコよく成長している。
っというかなんて面倒な物召喚するんだ。厄介事の予感しかしない。
恨みを込めて沢田くんを睨むもニコニコと笑って流された。嫌な感じに成長するんじゃないよ。
「あぁ…再び相見えるなんて感激です！」
「A、僕の事わかる？活動拠点が違ったしほぼ同時期に入れ替わったから会えなかったけど…。」
『まぁ、うん。恭弥くんでしょ？伯父さんや父さんによく似てきたね。』
似てきたどころの話ではない。彼らの遺伝子強すぎて怖い。女である私にまで影響してきているから本当に怖い。
あれ？その理屈で言うと私もあんな感じに成長するのでは？
どうせ骸くんの事だから10年後の私の写真の1枚や2枚持っているだろうと踏んで見せてくれるよう頼むと懐から取り出してきた。
何故常備しているのかはこの際不問にしよう。
出された写真には隣のカッコよく男らしい従兄弟とは違い、女性らしく程よく丸みを帯びた成長した私が写っていた。少し安心した。
しかし不問にしようと思っていたのにどう見ても目線がこちらに向いていない盗撮写真だったので締め上げた。
「だってAさんなかなか写真撮らせてくれないんですもの！」
『昔から写真嫌いだし、暗殺者になったからにはなるべく記録は残したくないしね？』
「言い訳まで昔から一緒！」
「Aはあと数分で帰るでしょ？後の事は僕とこの時代の君に任せてもっと別の事に時間を有意義に使うべきだよ。」
『ワオ、たまにはいい事言うね。任せた。』
「じゃあ武器構えて。時間が惜しいから最初から全力でね。」
『前言撤回！！！』
たまにはいい事言う？成長してる？
私の勘違いだった。全く微塵も10年前から変わっていない。もっと言うなら20年くらい前から変わっていない。
沢田くん助けて！と視線を送ると悠長に紅茶を飲んでいた。無言で微笑みながら。薄情者め。
ならば頼りたくないけど骸くんはと言うと、やや離れながらいそいそとカメラを構えていた。
なんという事だ味方がいない。
それから過去へ帰るまでのおよそ3分間、死にものぐるいで最初から殺しにかかる恭弥くんからの攻撃を防ぎ続けた。
何が怖いって終始楽しそうにしている事だよ。
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ほたる(プロフ) - 誠咲（みざ）さん» ありがとうございます！頑張ってちみちみ書いていきます+ﾟヽ(o｀･∀･´)ﾉ.+ﾟ (2019年5月22日 4時) (
レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
誠咲（みざ）(プロフ) - 待ってましたと諸手を挙げて喜んでいます (2019年5月21日 18時) (レス) id: dfddf227b0 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 連さん» わかりますとも…！私も照れさせたい…！ (2019年5月1日 20時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
連 - テレ夢主も書いてください (2019年5月1日 18時) (レス) id: a3561912ae (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - softtennisevolさん» ありがとうございます！一応骸落ち夢小説なのに付き合ってないですからね。こいつァ報われないなと思い続編を決意しました。頑張っていきます！ (2019年5月1日 2時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2019年5月1日 0時
