18.(Side.+10) ページ20
なんだか既視感のある煙が視界を覆った。
奇襲と言うにはあまりにもお粗末な煙幕なので誰かの悪戯だろうと当たりをつけて煙が晴れるのを待てば、これまた既視感のある部屋と懐かしい姿が目の前に現れた。
私の事を10年後の如月さん、なんて叫びながら呼ぶネオボンゴレ
状況を察するに、彼の部屋で勉強を見ている間にランボくんの誤射で入れ替わった模様。
10年後の彼はまだ未熟ながらも立派なボスに成長しており、こんなに狼狽えた姿を見る機会が減ってしまったのでなかなか懐かしさを感じる。
どうせ5分で戻るのだから少し遊んでいこうか。
『じゃあ次、この問4を解いてみようか。』
「なんで普通に勉強続行するんですかーーー！？！？」
『ふっ、ふふふ…いやぁ予想通りのリアクションをありがとう綱吉くん。10年後の貴方は余裕綽々でノリが悪いから、懐かしくて楽しいね。』
「か、からかわないでくださいよ…。ってか…つ、“綱吉くん”！？」
『うん？うん、“綱吉くん”。貴方だって私の事“Aさん”って呼ぶんだよ？』
昔よりは動くようになった表情筋を駆使し口角を上げれば、予想通りやや頬を染めて驚く綱吉くん。
やはり10年前の彼の方が可愛くて面白くていい。恭弥くんがかつて小動物と言っていたのも頷ける。
さてどうやってもっとからかってやろうかと思案していると、ドタドタと誰かが階段を駆け上がってくる音がした。
このタイミングで突然の来訪者？120%10年前のリボーンくんの仕業に違いない。その証拠にどことなく機嫌がよさそうだ。
呼んだ理由がいまいちわからなかったが、開かれた扉を目の当たりにして理解した。オモチャ投入だ。
タイムラグほぼゼロで呼び出せる数少ない人物であるのも理由だろう。
「A委員長の一大事って聞いたんだが！！！！」
「え、九条さん！？」
私が過去に来ておよそ1分ほど。制限時間4分弱。
この短時間で召集に応じる事の出来る人物は
私が自らはやらないし、リボーンくんからバミューダさんに連絡を取るすべはない。ならバミューダさんと連絡を取れる人物にやらせればいいのだ。
可哀想にと思う反面、私は過去の知人に誰にも会わず先の交戦を終えたので嬉しい気持ちもある。
特に一番親しい腹心とも言える彼に会えるだなんで、とんだサプライズをくれたのもだ。
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ほたる(プロフ) - 誠咲（みざ）さん» ありがとうございます！頑張ってちみちみ書いていきます+ﾟヽ(o｀･∀･´)ﾉ.+ﾟ (2019年5月22日 4時) (
レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
誠咲（みざ）(プロフ) - 待ってましたと諸手を挙げて喜んでいます (2019年5月21日 18時) (レス) id: dfddf227b0 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - 連さん» わかりますとも…！私も照れさせたい…！ (2019年5月1日 20時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
連 - テレ夢主も書いてください (2019年5月1日 18時) (レス) id: a3561912ae (このIDを非表示/違反報告)
ほたる(プロフ) - softtennisevolさん» ありがとうございます！一応骸落ち夢小説なのに付き合ってないですからね。こいつァ報われないなと思い続編を決意しました。頑張っていきます！ (2019年5月1日 2時) (レス) id: 80dd706383 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたる | 作成日時：2019年5月1日 0時
