【七つの大罪】その少女、大罪人 Part３

１１６　あいつは…！！ ページ27

珍しく早起きな二人。


しかしバンは何か考えない様に戦っている様子だった。


キング
「Aと団長の事、気になるんだね」


その言葉でピタッと動きが止まるバン。


キング
「オイラも内心混乱してるんだ。団長のあの姿…あれは―――」


その時バンがキングの胸倉を掴んだ。


バン
「それ以上言ってみろ。てめぇの歯ぁ全部叩き折んぞ！」


キング
「だ、だってバンだって…」


バン
「んなわけあるか！！！団ちょがあの化け物と同じわけがねぇ！」


キング
「バン…」


バン
「団ちょは…一緒に来いっつったんだよ！！！生まれた時からずっと、どこ行ってもつま弾き者のクソみてぇな人生送ってきたクソみてぇな男にな！！！

　Aだって同じだ！あいつは自分の事は後回しにしてこんな俺の事気にかけてくれんだよ！

　そんな奴があんなのを超える化け物なわけがねぇ！！

　そんなもの好きの変人はこの世にエレインと団ちょ、Aだけなんだよ…」


キング
「バン…」


そこへディアンヌとエリザベスが喧嘩を聞いてやって来た。


どうやらメリオダスとAを捜しているようだ。

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