１０９ その少女、過去２ ページ20
翌日、私の処分を決める為大広間に連れていかれた。
ああ、死ぬんだな。
当たり前だろう。敵国の騎士だしさ、どうせ捨てられたんだ。帰る場所もない。
私はただ判決を待った。
周りの者は処刑と言っていた。それでもう決定だろう。
？
「待ってくれよ」
その声で今まで五月蠅かったのが一瞬で静まり返った。
その人は私の前に出て来た。
深い蒼い髪と瞳、不意に綺麗だな、と思ってしまった。
騎士１
「グラン、待てってどういうことだよ！そいつは敵国の女騎士。処刑されて当たり前なんだぜ？」
グラン
「皆も見ていたろう？彼女は裏切られていた。そんなのあんまりだと思わないか？」
騎士２
「んな事言ったってよぉ」
グラン
「考えてみてくれよ。もし自分が信頼していた仲間に裏切られたら、お前達はどうだ？」
騎士２
「胸が張り裂けそうになるな」
騎士３
「ショックだ」
グラン
「彼女もそうさ。だろ？」
急に話を振るな。
『…』
私は顔をそむけた。
『…情けのつもりですか？そんなの要りません。殺すのならとっとと殺してください』
私がそう言うとまた講義が始まった。もうどうでもいいから処刑にしてよ。
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ナカハルt - ぜひ続きを書いてください！面白いです！！頑張ってください！応援してます〜！ (2015年9月12日 21時) (
レス) id: c9ac3d7ddc (このIDを非表示/違反報告)
比奈朝実(ひなあさみ)(プロフ) - 続きが楽しみです！頑張ってください♪ (2015年8月11日 10時) (レス) id: 5266471a69 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 台詞は省略している部分がありますのでご了承下さい (2015年7月18日 8時) (レス) id: 651f19a2a5 (このIDを非表示/違反報告)
沢音(プロフ) - 騎士1の台詞が間違ってるかと…。これからも頑張って下さい！ (2015年7月18日 7時) (レス) id: ff3824a792 (このIDを非表示/違反報告)
レイ - ファイト！！ワクワク (2015年4月30日 14時) (レス) id: 05d64bdb51 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヤノえもん | 作成日時：2015年3月22日 13時
