自覚 ページ49
しばらく(グレイにおぶられながら)歩いていると、遊園地を見つけた。
ナツ
「オイ…ここの王様大丈夫か？」
目を光らせまるで子供のようにはしゃぐナツ。
グレイ
「そのツラ見てっとスゲー気が合いそうだぞ。」
『まァ1つも乗れないけどね』
そんな話をしていると、メリーゴーランドから軽快な音楽が聞こえてきた。
そちらに注目すれば変なオッサンが馬に股がっていた。
「ハッハッハー。いや実に楽しいね〜」
クルクルと回る。
オッサンに冷ややかな視線を送っていると後ろからゴォォォッと音が聞こえてきた。
振り返ればバイキングが物凄いスピードで目の前を通った。
身動きが取れず、浮遊感を感じながら目を瞑った。
次に目を開ければ目の前がグレイだった。
『は？』
思わず声が出てしまったが、グレイはどうやら私を庇おうとしたらしく私の上にグレイがいた。
グレイの腕を少し退けると、バイキングの上に誰かがたっているのが見えた。
確かアルジェントと一緒にいたヤツ。
「んー牢に戻るか、ここで死ぬか。」
ヒューズ
「シュガーボーイ。奴らに選択権はいらねぇ。
ドラゴンの魔力の抽出は終わった。コードETDが成功すれば
まァ《白の民》は別だけどな。」
その言葉と共にバイキングのテッペンが光だし、その光は船を包み込むように拡がったと思ったら船がこちらに襲いかかってきた。
それと同時に私の腕輪も光り、魔力が一気に吸い取られた。
このままじゃ避けられない！！！
そう思った瞬間、グレイは私をナツの方に投げ飛ばし氷の盾を創り出した。
その姿に私の鼓動は大きく跳ね上がった。
ああ、これは紛れもなく──────
場に似合わないことを思い、私は少し呆れたように笑ってしまった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 687人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
しおさば(プロフ) - 自分の気持ちに自覚したところで完結、、、？ (1月14日 22時) (
レス) @page50 id: e2a581894c (このIDを非表示/違反報告)
霊(プロフ) - @yuさん» レス失礼します！ほんとに同意見です、グレイ大好きなのでめっちゃにやけながら読んでたんでガチでショックすぎます( ; ; ) (9月6日 19時) (レス) @page50 id: c4b096ea32 (このIDを非表示/違反報告)
@yu(プロフ) - ニヤニヤしてたら終わりって文字見えて泣きそうなったの私だけ？？？ (7月4日 22時) (レス) @page50 id: fd33118340 (このIDを非表示/違反報告)
da_icePaL(プロフ) - 完結って書いてたから読んだのにこれはショック… (2021年11月9日 21時) (レス) @page50 id: 493013b9db (このIDを非表示/違反報告)
Karia(プロフ) - このお話の主人公の設定大好きです！これからも応募しています！ (2021年8月20日 17時) (レス) id: 03658bccca (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ヤノえもん | 作成日時：2017年7月6日 22時
