【FAIRYTAIL】ナツの姉はギルド最強？...やめろ、照れるだろう。 (ページ43)

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第42話ページ43

ミストガンside

ミストガン「＿＿＿全く……タチが悪いのはあなたの方だ」

A「……やぁ！やっと反応してくれたね、

＿＿＿＿＿＿＿“ミストガン”」

そう言って私に抱き抱えられながらニヤリと不敵に笑うギルド最強魔道士のA。

自他ともに認めるほどの実力者。

本人は認めていないらしいが皆、一目置いている存在。

そんな彼女の気配が急に小さくなったのを感じ、咄嗟に身体が反応して、流星(ﾐｰﾃｨｱ)で彼女の元へ移動した。

けれど、

ミストガン「(……はめられた。)」

私はニヤリと不敵に微笑むAを見てそう直感した。

A「それにしても、よくあの距離から来れたね！まさか、俗に言う忍者だったの？？」←

ミストガン「そんなわけないだろ」

そんな事を考えているとは知らないAは、いつも通り突拍子もないことを話す。

彼女が言う”忍者“とか言うやつはよく分からないがきっと的はずれなことを言ってることだけは理解し、はぁ。と小さくため息を零す。

A「え？じゃあ……実はあそこに居た気配はダミーで実は近くにいた？」

ミストガン「ちがう」

A「うーん……あ！わかっ((ミストガン「それも違う」まだ何も言ってないよ！！？？」

話が進まないと察しAが何か言い出す前に答えると、すかさずツッコミを入れるA。

ミストガン「……それで、何の用だ？」

A「うん！スルーしないでほしいな!!!??」

話を進めようとスルーするがまたもやツッコミを入れてくる。

……話が進まない。

はぁ、と再度ため息を零し再び問いかけようと下を向くと、顎に手を当て何やら考え込んでいる様子のA。

……珍しく真面目な顔だな。

そう思ったのもつかの間、今度は腕を組み眉間に眉を寄せ目を細めながら唸りだした。

そして、はっ！！としたような顔になり、次第に眉と目をひそめ口を三角にしながら再び考え込むA。

ころころと変わるおもしろい表情に我慢が出来なくなり、私は思わずふっと吹き出だした。

ミストガン「……ッく」

A「んんん？？」

それに気づいたAが不思議そうに首を傾げながらこちらに視線を向ける。

眉をひそめ目を丸くしながら私を見上げているAに耐えられず、くくっと笑みを深めた。