第19話 ページ20
ザワザワ
「あれがA・ドラグニルか...」
「ミラちゃんもいいけどあの子も可愛いなぁ」
「ま、俺はエルザちゃん一筋だけどな!」
ステージの上に立った私は無言で観客を見つめる。
え、まって、
ほんとに、どーしよう。
特技なんて無いし、趣味もたまーに歌うくらいだし...
...ん?
歌...??
マックス「さぁ!我がギルドを誇る魔道士のA・ドラグニルのアピールタイムだぁー!」
マックスの進行とともに観客の視線が一直線に私に突き刺さる。
A『...あ、えーと...あの、私、特技とか何もないんでどーしたらいいか分からないんですけど...とりあえず、歌います』
ザワザワ...
そういうと一瞬にして周りがざわついた。
「おいおい。歌って...」
「他の人は魔法を使ったのに」
ザワザワ...
グレイ「...A?」
A『...これは私の大切な人へ向けた歌。皆さんの言いたいことは分かります。けれどエルザやミラたちは魔法でみんなの心を掴んだけど、私は、私の想いでみんなの心を掴みたい...(パチン』
「!!!」
パチン...と指を鳴らすとひらひらと舞う桜の花びら。
それを見て驚く観客。
A『...換装...』
そう、小さく呟くと花びらが私の身体を覆い隠す。
そして、再度指を鳴らすと花びらが無くなり服装が変わりギターを持った私が現れる。
A『...それでは聞いてください。“Moonlight”』
ジャーンとギターをゆっくり奏でる。
A『暗い〜くらーい〜闇の〜なぁか♪
私は貴方に救わ〜れぇた〜♪
冷たく冷えき〜った、私の心-セカイ-
暖かいひかり〜ぃで導〜い〜た♪』
グレイ「...すげぇ...」
ルーシィ「...透き通ってて、心に響く歌声...」
A『貴方がいたかぁら私はかわれぇた♪
貴方がいたかぁら家族と出会え〜た♪
貴方のおかげ〜で世界が変わった♪
今度は私が貴方を変えるぅ〜♪
私は貴方を照らす月光-ムーンライト-♪』
パチパチパチ!!!!!!!
歌い終わると同時に大拍手がギルド内に響き渡る。
「ブラボー!!!!!!」
「Aサイコーーーっ!!!!!!!」
「絶世の歌姫ーーーっ!!!!!!!」
A『ありがとうございます(微笑』
「っ!!!!!!!////(かわいい...っ)」
グレイ「(誰に向けての歌なんだ...?)」
_______________________
次行きます!
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奥山乃愛(プロフ) - 夕月さん» わかりました! (2023年1月28日 17時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
夕月(プロフ) - 奥山乃愛さん» ありがとうございます!続編の準備が出来ましたのでそちらも是非ご覧くださいませm(_ _)m (2023年1月28日 17時) (レス) id: c71deb90f5 (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 続編早いですね〜無理せずに頑張ってくださいね! (2023年1月28日 5時) (レス) @page50 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 恐ろしいですね (2023年1月27日 5時) (レス) id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
奥山乃愛(プロフ) - 夢主は何も知らなすぎだね()無理せずに頑張ってくださいね! (2023年1月27日 5時) (レス) @page47 id: fdc1778b4b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夕月 | 作成日時:2018年12月16日 0時