二十四話 ページ26
それからしばらくして、黒子くんが起きた。
私はあくまで黒子くんの変わり、それに女子だし。
「雨ちゃん!交代。」
「…仕方ない、か…」
モードを解除して、ベンチに戻る。
「頑張れ、黒子くん!」
「はい!」
それから試合再開。
なんとか同点まで追いついた。
その時…
黄瀬くんが、さらにスピードをあげ、強くなった。
アイツまだあんな力が…
でも、みんなはまだ諦めてない。
それに、あの一年コンビ、なんかやる気だ。
終了まであと何秒になった時、火神くんが飛んだ。
黄瀬くんも飛んだが、落ちるのは黄瀬くんの方が早かった。
そして、火神くんは、ブザービーターで決めた。
「……っ、よっしゃあああああ!!」
歓喜の声で木霊する体育館。
「みんな…、頑張ったね…」
私は、泣いている黄瀬くんの所へ行って、蹴った。
「うわっ!!とっと…、雨っち?」
雨っち?
「泣いてんじゃねーよ!大の男が練習試合でメソメソと!泣くなら本格的な試合にしろ!ったく…」
本格的な試合ならむしろ泣かす方だけどね…
「だからって蹴らないで欲しいっす!!ってか最初は敬語だったのに口悪くなって無いっすか!?」
「あ?あー、お前を認めたから?」
「…え?」
「そのプライドの高さ。」
「そこ!?」
「はっ、冗談だ。」
からかいがいがあるんだよなぁ…
「からかわないで欲しいっす!」
「……ま、その強さは認める。…おまえ、本物の天才だよ…」
「雨っち…」
「俺には勝てなかったけどな!」
「もう!なんで余計な事言うんすか!!」
そんなおふざけをやってたら、整列の声がかかった。
そして、海城高校を去った。
途中で監督同士がやばい事になってたけど…
それからみんなで医者よって、黒子くんの異常なしを確かめた。
それからなんか食っていこうという案が出た。
そして、金を集めても21円。
「…帰ろっか。」
「うん…」
「はぁ…、……?」
その時、車が通った。
その車にはこう書いてあった。
『ステーキ無料』
……嫌な予感。
その予感は、的中する事になる。
リコちゃんが笛を鳴らして言った。
「…大丈夫。むしろガッツリ行こうか!肉!」
…誰かこの監督を止めて……
そんな願いもむなしく、私はズルズルとステーキ屋へと引きずられていった…
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2016年8月20日 11時