二十話 ページ22
しばらくして、リコちゃんが戻ってきた。
練習試合、どうやらOKだったようだ。
その相手はなんと…
海城高校。
黄瀬亮太がいる所。
黄瀬…、あぁ、あのシャララデルモか。
話を聞いていると、なにやら凄い騒がしい。
見るとそこには黄瀬がいた。
ついでに愛も。
「ちょっ、黄瀬!?」
「愛っち!?」
あー、そういえば愛が言ってたな…
バスケ部に入ったらキセキの世代に懐かれたって。
特に、黄色い奴に。
「愛っちいいい!」
そう言って愛に抱きついた。
え、抱きついたぁ!?
それから五分待ってて欲しいそうなので、待ってると、黄瀬がこっちに来た。
「黄瀬!なんでここに来たの!」
「んー、次の相手誠凛って聞いて、黒子っちと愛っちが入ったの思い出したんで。」
…それから成り行きで、火神くんと黄瀬くんが少しやっていた。
けど結果は黄瀬くんの勝ち。
そして黄瀬くんは黒子くんをくれと言ってきた。
黒子くんは嫌がっている。
しかも、勝つ事が全てとか…
もちろん私は黒子くんの前に出て止める。
「…何っすか、あんた。」
「誠凛高校生徒会会長、安藤雨。」
「安藤…?じゃあ愛っちのお姉さんっすか?」
「…まぁ、そうですね。」
一つ、溜息をついたあと、彼が言った。
「…そこを、どいて欲しいっす。」
「嫌です。」
私はきっぱりと言った。
「黒子っちはもっと強豪校にいった方がいいっす。」
「何故?」
「何故って…」
そんなの、勝手な思い込みじゃん。
「確かに強い所に行くのが普通なのかもしれません。でもそれはあなたがそう思い込んでいるからでしょう?黒子くんは行きたくないんです。勝手にあなたの妄想を黒子くんに押し付けないで下さい。」
「っ……」
「いうわね…」
「…らしくないっす。」
「…らしくない、じゃあ、あなたは黒子くんの何を知っているんですか?」
「え。」
「何か知っているからそんな事をいうんでしょう?」
「え、あ、その…」
「まぁ、知ってたらストーカーですけど。」
「何なんっすか!!」
「…私が言いたいのは…」
息を吸って、私が出来る限りの低い声で言う。
「ずーっと勝つ事が全てとかそんな甘ったれた事言ってらんねぇんだよ。もっと現実見ろや。大体個人プレーでやってたらパスが得意な黒子くんの才能が伸びる訳ねぇだろ。黒子くんの芽を潰すような事してんじゃねぇよ。バァーカ!!」
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2016年8月20日 11時