十八話 ページ20
それから、男子バスケ部の方にも行く。
開けると、練習試合中だった。
「雨ちゃん!?」
リコちゃんが気付いてくれた。
「あ、リコちゃん。今試合中?」
「うん。今年の一年は結構やるよ。ほら点数!」
へぇ、一年生の方が点数高い…
「…で、なんであの子だけ二人付いてるの?」
「あの子だけでやってる様に見えるほど、あの子は強いの。だからそれを塞ごうって訳なんでしょ。」
「なるほどね…」
…って、黒子くんいるじゃん!
そして、どんどん離れていく点差。
一年は諦め気味…
でも、あの二人は諦めてない。
「……あれ?」
「リコちゃん?どうした?」
「……ねぇ、黒子くんって、いつからいた?」
…あぁ、そういうことか。
「私が来た時はもういたよ?」
「そっか……」
リコちゃんは何か考えている。
…そろそろ来るかな…
「……すいません。適当にパス貰えませんか。」
「はぁ!?」
ほら来た。あの日、少し見せてもらったけど…、あれは凄いよ。
「黒子くん!」
「!?…安藤先輩?」
「あんまり飛ばしちゃダメだよ!」
「了解です。」
そして彼は始める。
その技の名前は、ミスディレクション。
彼の特技なんだとか。
みんな混乱しているが、リコちゃんはわかったようだ。
「…ねぇ、彼のこの技。雨ちゃんは知ってたの?」
「うん。少し前に彼とあってね。あの技を見せてもらったんだ。」
「そうなの…」
そして、練習試合が終わった後、黒子くんが走ってきた。
「安藤先輩!」
「あ、黒子くん。こんにちわ。」
走ってくるのがちょっと可愛かった。
「こんにちわ。…先輩バスケ部マネージャーだったんですね。」
「うん。今年からは女子バスの監督も、生徒会会長もしてる。」
「…なんで初日いなかったんですか?…探したのに。」
うっ、グサッと…
「ごめんね、ちょっと入院してて…」
「え、大丈夫なんですか?」
「退院したばかりだけど今は大丈夫。」
そう言って笑って見せた。
「…先輩の笑った顔、初めてみました。」
「あ、あの時は敬語だったもんね。驚いたでしょ。」
「かなり。」
「だよね〜」
みんなをそっちのけで話してたらちょっと怒られた。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした!
1人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2016年8月20日 11時