十七話 ページ19
「この子の名前は一条咲希。この子が二番目に強かった。でも、口悪くってね〜…」
「あーぁ、本当だ。監督と喧嘩になってるよ…」
「愛ちゃんが止めてなかったらもっとエスカレートしてたな…」
…あれ、この子の性格誰かに……
「……あ。」
なんでリコちゃんと相性悪いのかわかった。
アイツだ。アイツに似てるんだ。
「…うーわ、花宮みたい。」
私がそう言ったらみんな頷いていた。
「…ま、それならなんとかなるでしょ。」
それに、この子に聞きたい事あるし。
それからビデオカメラを見続けると、色んな子が写った。
さっきみたいに生意気な子もいれば、お淑やかな子もいるし、ビビりな子もいる。
でも、みんな強い。
そして、得意なプレイがバラバラ。
…これは面白くなってきた。
「…まぁ、面白そうなメンツではあるわね。」
「確かに。」
「…ねぇ、リコちゃん。この子達のプロフィールかなんかない?」
「そう言うと思って、ちゃんと書き留めておいたわ!」
「流石リコちゃん!」
侮れない…
「………」
…一条咲希。
…志望動機は特に無しか…
…ん?
枠の端っこに小さい字で何か書いてあった。
『強くなれるなら何処だっていい』
……なんで、強豪高に行かなかったんだろう。
強くなりたいなら、強豪高に行くはず…
「…あ、面会時間過ぎちゃう!!帰るわよ!」
そうしてリコちゃん達は帰った。
その後も、彼女の事を考えていたり。
生徒会の資料を見たりしていた。
そして、時はすぎ、4日後…
私は退院した。
まぁ、その日の夕方だから部活には間に合うけど…
まずは、女子の方に行ってみた。
女子は近くの市民体育館を使っている。
開けてみると、走り込みをしていた。
「おおぅ、ちゃんとやってるじゃん。優秀優秀。」
それに最初に気付いたのは愛だった。
「お姉ちゃん!?もう退院したの!?」
「うん。もう平気。」
「よ、よかったぁ〜!!」
何故か抱きついて来たので、受け止める。
「さてと……」
この唖然とした空気をどうにかしなきゃね。
「……誰?」
「ん?あー、えっと、初めまして。誠凛高校生徒会会長、安藤雨です!よろしく!」
そう言うとザワザワしだす館内。
「…それと、同時に女子バスケ部の監督も務めるから、それも覚えておいてね!」
言いたい事は言って、あとはキャプテンに任せた。
…キャプテンが愛、ってのは驚いたけど。
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作者名:ゆうにゃん | 作成日時:2016年8月20日 11時