トリップできたので未来を変えます。4【ONE PIECE】 (ページ36)

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83-1 たまに兄が別人に見えるんですページ36

ば……

ばれてーら←

サンジ「籠の国……本当にあるんですね」

カナリヤ『今度バカンスにでもおいでよ、いいとこだよ』

いいとこだよ？じゃねえよ馬鹿野郎
あと私が新聞パクった意味なかったじゃねえか

…………でも

「…案外すんなりだね」

もっとこう色々言われるかと思ったけど

サンジ「そりゃ最初聞いたときはクソ驚きましたよ！でも、なんか逆にそれ聞いて納得、みたいな…」

「納得？」

サンジ「3人でいると、オーラが違うというか…………。
それにあんな不思議体験しちゃったら流石に信じざるをえないし」

あんな体験、っていうのは多分…

「さっきのピカーってやつかぁー……」

サンジ「はい、それです」

「…………そういえば何が危なかったの？あの時」

光に包まれる前、何かサクラとサンジ君が叫んでた気がするんだけど…

サンジ「あれ、もしかしてAさん……その前のこととか、何が起きたかわかります？」

「その前？」

サンジ「あの時…」

____________

「あとちょっと……っ、兄さん！」

カナリヤ『ははっ……ごめんって、これでも割と真剣なんだよ？』

「え、ふざけてるんじゃ…」

Aさんがカナリヤさんの方を見て表情を固くした

その時だ

敵船からの大砲が船に…
いや、Aさん達に向かって飛んでくる

サクラ「危ない！」

サンジ「Aさん！」

2人の声に反応してカナリヤさんがAさんの肩を引っ張り、手を突き出す

まるでその弾を薙ぎ払うように

次の瞬間、目の前が光ったと思ったら
食堂の中でみんな座り込んでいた

____________

カナリヤ『いや～、思わずだよね』

そう言ってあははっと呑気に笑う兄に私たち3人の視線が集まる

サクラ「で、何したの」

サンジ「王様が使える不思議な力ってどんな能力なんですか？」

「そういえば…真剣なんだって言ってたのも気になるなー」

サンジ君はキラキラとした顔
それ以外の2人は割と黒い顔で兄、カナリヤに詰め寄る

ダメ押しで兄さんと呼べば、ようやく話す気になったらしい

カナリヤ『はぁ………分かった、話すよ。

でもそんなに期待しないで、大した話でもないから』