トリップできたので未来を変えます。4【ONE PIECE】 (ページ34)

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サンジ「はい、それなんですけど…」

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サンジ「ジジイイイイイイイ」

バターーーン！！！とでかい音を立てて開いたドア
その凄まじい音で眠っていたゼフは飛び起きた

ゼフ「うるっせえぞチビなす！」

サンジ「怒ってる場合じゃねえんだよ！敵船だ！！！」

それを聞きゼフは目を見開き舌打ちする、そして

ゼフ「チッ…………サンジ！さっきの客はまだいるな」

サンジ「え、お、おう！」

ゼフ「今から全速力で舵をとる、どこかに掴まってろといっておけ」

サンジ「戦わねえのか？」

ゼフ「今の現状じゃあ、逃げるのが1番だ。それに……」

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サンジ「なあ…ジジイ」

ゼフ「チッ……無駄話は終いだ！おら、分かったら行け！！！」

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サンジ「……って事だから、食堂の方に避難しましょう！」

そっか……ゼフさんがそういう判断を下したんなら今はそれに従った方がいい、かな

サンジ「Aさんもサクラも！ほらカナリヤさんいつまで蹲ってるんですか！」

カナリヤ『うぅ……扱いがぞんざいだ……』

「ああもうごめんって、肩貸すから……ほら、サクラもおいで！」

サクラ「……」

「そんなムスッとしないの！」

いじける兄に肩を貸しみんなで食堂へ向かう

途中、こちらが逃げると気づいたのか何度か敵船が砲撃してきて
近くの海面からド派手に水しぶきが上がる

そろそろ距離も近い、当たるのも時間の問題か…

「ほら！自分で歩いてよ兄さん！」

カナリヤ『あれ、Aちょっと太った？』

「横腹触んな、今すぐ海に投げ入れるぞ」

カナリヤ『あはは！腕がミシミシいってるー…ってAさんちょ、痛い痛い』

サクラ「ふざけないで、走って」

サンジ「扉、見えました！」

サンジ君とサクラが先頭を切って走って行き、先に扉をあけて待っててくれる

「あとちょっと……っ、兄さん！」

カナリヤ『ははっ……ごめんって、これでも割と真剣なんだよ？』

「え、ふざけてるんじゃ…」

笑ってはいるがどことなく辛そうな、そんな顔をするから一瞬気をとられる

その時

サクラ「危ない！」

サンジ「Aさん！」

2人の大きな声がしたと思ったら肩を思い切り掴まれ引っ張られる

突然のことに私は、何が何だか分からなかった

唯一分かったのは、

カナリヤ『っ』

「なに」

カッ！と目の前が光ったと思ったら、次の瞬間には4人で食堂にいた

兄以外、状況を把握できてないという事だ