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『それ何? 』
稜「ん?お砂糖たっぷりのカフェラテ」
『 でた甘党。よくそんな甘いの飲めるね』
稜「好きなんだもん。飲む?」
『 よく飲めるねって言った相手によく聞いたね』
稜「女子なのに」
『 女子にも甘さには限度がある』
稜「ふぅん…もういいよ〜だ。
俺だってAのテッカテカのグロスつくの嫌だし」
『 なっ、そんなに付けてません!』
稜「ふはっ、冗談(笑)寧ろ大歓迎です」
「もう…」
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パシッと軽めに彼の肩を叩きながら
そう言われると自分の口元が気になったりする…
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稜「やっと落ち着いて良かったじゃん」
『 ほんとに…今回はちょっと追い込みすぎた』
稜「顔が死人みたいだったもんな…」
『 軽く傷つくけど否めない』
稜「まぁ、お前がやって正解だったんじゃん?どうやら上手く行きそうらしいし」
『ん〜だといいけどなぁ…稜雅の方は? 』
稜「俺はいつも通りですとけど?」
『 何それムカつく。何だかんだ要領良いんだから』
稜「言われた事だけ淡々とやってるつまんない男だよ」
『 そんな男に笑わされてる自分が一番ムカついてきた』
稜「ははっ(笑)俺はお前に散々笑わせてもらってるけど」
『 からかってるだけでしょぉ…もう』
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さっきまで少し落ち込んでたのが飛んでいった
同じ会社に恋人がいるメリットのひとつ。
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こうやって会社でも会えて
疲れた時やヘコんだ時だって
ほんのちょっと顔を合わせて話せれば元気になれる
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稜「何笑ってんの?」
『 へ?』
稜「なんかニヤけてる」
『 そう?丁度さっき通り過ぎた渡辺さんがかっこいいな〜て思ったからかな?』
稜「え?」
『 うちの部署って何気に多いよねイケメン』
稜「なにそれ?」
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こうやって少しだけ意地悪もできちゃったりする
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『 んーっ、そろそろ戻ろっかな』
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伸びをして席を立とうとすれば反射的に掴まれる腕
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『 ん?稜雅も戻る?』
稜「…今の、本当?」
『 へ?何が?』
稜「だから…渡辺さん…とか」
『 ん?本当だよ?事実じゃん』
稜「ふぅん…あっそ」
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あ、拗ねた
結構ヤキモチ焼きなんだよね
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もう一度座り直して掴まれた手を取って握り返す
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「…でも、稜雅が断トツで一番かっこいい」
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natsume。(プロフ) - 桃色さん» ありがとうございます。とても嬉しいですが、睡眠も大切にこれからもご愛読のほど宜しくお願い致します。 (2018年11月28日 20時) (レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
桃色 - とっても面白いです!ドキドキしすぎて眠れなくなっちゃいました!! (2018年11月28日 1時) (レス) id: ad77ef6c60 (このIDを非表示/違反報告)
natsume。(プロフ) - 桜月さん» いつもご愛読頂きありがとうございます。私も桜月様の「最重要機密事項!」がとても好きで愛読させて頂いております。なかなか更新頻度が低いのですがこれからもどうぞ宜しくお願い致します。 (2018年6月7日 2時) (レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
natsume。(プロフ) - ゆあさん» 遅くなりましたがありがとうございます。なるべく更新頻度をあげて行きますのでこれからも宜しくお願い致します。 (2018年6月7日 2時) (レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - 更新楽しみにしてました!すごく面白いです!(*´ω`*)♪ (2018年6月6日 7時) (レス) id: 3c689d561d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:もなか。 | 作成日時:2017年5月11日 18時