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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ…
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ｶﾞﾁｬｯ…
「稜雅…」
稜「おう」
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彼は来てくれた
落ち着いた顔をしていたが少しだけ息が上がっていた
急いできてくれたんだ…
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「コーヒーいれるから座ってて？」
稜「そんなんいいから…こっちおいで」
「……」
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ソファに座る稜雅の隣に私も静かに腰掛けた
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「…ごめんね、わがまま言って」
稜「家が遠かったら行ってなかった」
「うん、だよね…」
稜「え？ちょ、冗談ですよ？」
「あ、そっか…へへ」
稜「…で、僕の彼女はどうしたんですか？」
「…………」
稜「お望み通り駆けつけたんですから、理由は言ってもらいますよ？」
「……私、病気かもしんない」
稜「はい？」
「それも重症」
稜「ん？え？」
「だっておかしいの、！ﾍﾟｯ、…従兄弟が帰って来ないだけでこんなに悩んだり、自分がたまに早く帰ってきたからって勝手に盛り上がっといて一人の部屋見たら急に寂しく感じて挙句の果てには泣いて彼氏を呼び出すなんて…！ねぇ、変だよね？」
稜「いや、あの…」
「稜雅が言ったみたいに年頃だし、普通の事だもんね？珍しくないんだよね？それをいちいち大袈裟に心配して泣くなんて…いい歳して…」
稜「いや、だから…あんの…」
「こ、これって所謂メンヘラ女ってやつなのかな…？私よくわかんなかったけど、これがそうなのかな？？ねぇ、稜雅！」
稜「うーん？、ちょぉ〜っとというかだいぶ違うというかぁ〜…うん、とりあえず落ち着こう、ね？」
「はぁ…ごめん」
稜「疲れてんだよ。最近ちょっと忙しかったし」
「そうなのかもね…」
稜「大丈夫。ちょっと心配性なだけなんだよ」
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心地よい声を通して私に向けられる言葉は安心させてくれるし、自分の方に身を寄せて頭を優しく撫でてくれる彼の手は私を落ち着かせる立派な安定剤。
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「ねぇ、稜雅」
稜「ん？」
「…キスして？」
稜「え、」
「早く」
稜「…ん」
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分厚い柔らかい感触は、トドメの一薬。
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肩と頭をぐっと引き寄せられ角度を変えながら深くなる。
少し苦しくなり彼の胸を叩けば一旦離れる唇
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「…今日、泊まってって？」
稜「…でも、タクヤくんは？」
「うん、でも…稜雅といたい」
稜「…わかった」
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natsume。(プロフ) - 桃色さん» ありがとうございます。とても嬉しいですが、睡眠も大切にこれからもご愛読のほど宜しくお願い致します。 (2018年11月28日 20時) (
レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
桃色 - とっても面白いです！ドキドキしすぎて眠れなくなっちゃいました！！ (2018年11月28日 1時) (レス) id: ad77ef6c60 (このIDを非表示/違反報告)
natsume。(プロフ) - 桜月さん» いつもご愛読頂きありがとうございます。私も桜月様の｢最重要機密事項！｣がとても好きで愛読させて頂いております。なかなか更新頻度が低いのですがこれからもどうぞ宜しくお願い致します。 (2018年6月7日 2時) (レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
natsume。(プロフ) - ゆあさん» 遅くなりましたがありがとうございます。なるべく更新頻度をあげて行きますのでこれからも宜しくお願い致します。 (2018年6月7日 2時) (レス) id: 93d6b303e9 (このIDを非表示/違反報告)
桜月(プロフ) - 更新楽しみにしてました！すごく面白いです！(*´ω｀*)♪ (2018年6月6日 7時) (レス) id: 3c689d561d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もなか。 | 作成日時：2017年5月11日 18時
