ツンデレなペットを飼うことになりまして。

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『……ん、』









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重たい瞼をゆっくりと開けると
カーテンの隙間から漏れる光で朝だとわかる



体が痛い…








そっか…あのまま寝ちゃったんだ…









『ふぅあ〜…って、おっと…』








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ふと視線を下に向けると私の横で小さく丸まって眠るタクヤ



どうやら二人して寝落ちしてしまったらしい




寝顔…やっぱり可愛いなぁー…




とか、朝からなんだか癒される









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『ん、…』



『ふふっ…』









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朝からほっこりとする日曜日の午前10時





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ご飯、作りますか


どうせ、お腹空かせてプンプンいいますし(笑)









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タクヤに毛布をかけてあげて

洗面台で顔を洗ってからキッチンに向かう









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今日はフレンチトーストにしてあげよっかな


あ、ホットケーキでもいいかな




とりあえず、卵と牛乳…









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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ＿＿＿＿＿＿…









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『え、誰だろ…午前中に珍しい。荷物かな？』









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冷蔵庫から取り出した卵と牛乳をダイニングに置いて
不思議に思いながらインターフォンを除くと








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『え、…』









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『…ごめん、俺』






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そう俯きがちに一言発した小さい画面上に映る彼







いつぶりだろうか…ここに映る彼を見るのは









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『あ…、うん。ちょっと待ってね…』









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戸惑いを隠せないまま私はオートロックを解除して
玄関のインターフォンがなるのを待つ









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稜雅が…家に…









稜雅が今…









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胸の鼓動が高鳴る




状況があまり理解できない




まだ寝ぼけているのだろうか





戸惑いを抑えきれない









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ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ＿＿＿＿＿＿…









『…、っ』









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色んな感情がごちゃ混ぜになって生理が出来るのを
待ってくれないまま玄関のインターフォンが鳴った

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