1日目 ページ1
「、、、なにこの荷物?」
突然私の家に一つの荷物が届いた。
全く身に覚えがないが、私が注文したものなのか宛先には私の名前がハッキリとかかれている。
「え〜?なんかたのんだっけ?」
段ボールの重さは、段ボールの重さしかないのでは?と思うほどに軽いが、段ボールを軽く振ると中で何か動く。
びりびりとガムテープを段ボールから剥がして
フタを開ける。
すると、中には一つのぬいぐるみが入っていたのだ。
「ん?ぬいぐるみ?」
私はぬいぐるみが梱包されている袋を開けて
15cm程の大きさのぬいぐるみを取り出した。
きっと、先日会社終わりに同僚と呑んでいつもよりフラフラと酔って帰った時に注文してしまったのかもしれない。
「でも、可愛いかも?コロコロしていてちょうどいい大きさ♪」
「ありがとウ、Aちゃン」
「、、、、、はい?」
私の見間違い、聞き間違えじゃなければ
今このぬいぐるみは小さな口を動かして私に返事を返してきた。
「いやいやいや、最近喋るぬいぐるみもあるからね
妙に動きがリアリティあるけど、時代の進歩だよねウンウン」
「そこらのぬいぐるみと一緒にしてほしくないんだけド」
ぬいぐるみは不満そうな顔を私に向けている。
さっきこんな表情してたっけ?
「ねエ、きいてル?」
「は、はい、聞いてます」
「ボクの名前は聞かないノ?」
「、、ぬいぐるみさんは名前あるんですか?」
「逆先夏目だヨ。どうぞお見知り置きヲ♪」
「よ、、、よろしく、、?」
こうして、私は何が何だか分からないまま
逆先夏目というぬいぐるみと一緒に生活をしていく事になるのだ。
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作者名:佐藤 | 作成日時:2021年7月4日 13時