60.誇り ページ27
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グラウンドに戻ると大方の選手は地面に膝をついていた。
ゼーゼーと激しく呼吸する音だけが響く。
監督「どうした?もう終わりか?結城……」
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口下手な哲さんだから。
初めは部員同士で上手くいってないことの方が多かった。
それでも、毎日毎日バットを振り続けた。
おそらくこのチームで一番多く。
その姿がチームを引っ張ってきた。
みんなを引っ張ってきた。
秋大が終わってから言われた。
「ありがとうな」
何度か哲さんにぼやかれた。
大したことはまったくといって言えてないけど。
その存在が私でよかったと思う。
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哲「……球…」
「もう…一球…お願いしま…す…監督…」
かっこよすぎなんだ、このキャプテンは。
亮「こ…こっちも……」
増「んん…うぐぐ……」
純「っら、あああああ!」
本当に、誇れる先輩たちだ。
監督「よし!ラスト一球!!最後まで集中力を切らすな!」
「「「はい!!」」」
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今日もまた、この学校に来て良かったと思えた。
そんな私はすごく、幸せ者だ。
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夏乃実(プロフ) - 雪星さん» 雪星さん…!まさかコメントして下さるなんて。ありがとうございますm(*_ _)m 青春の匂い。まさに私が目指してるものです。醸し出されていたなら良かったです← 雪星さんの新作も陰ながら読ませてもらいました!頑張ります^^* (2017年2月5日 22時) (レス) id: 926ac8ac50 (このIDを非表示/違反報告)
雪星(プロフ) - 初コメ失礼します…(^^;コッソリ読ませてもらってます(笑)原作沿い+オリジナル要素ありということで、青春の匂いがする素敵な作品だと思います!原作沿いならではの苦労もあると思いますが、夏乃実さんのペースで更新頑張ってください(^-^) (2017年2月5日 21時) (レス) id: 51d66f5e63 (このIDを非表示/違反報告)
こん - 夏乃実さん» そんなことないです!!はい、頑張って下さい(*'▽'*)応援しています! (2016年9月16日 20時) (レス) id: 5a35b7a5ac (このIDを非表示/違反報告)
夏乃実(プロフ) - こんさん» こんさん!!コメントありがとうございます(涙)全然ドキドキワクワクする作品ではないですが楽しみにしててください(笑)頑張りますね! (2016年9月16日 20時) (レス) id: 753635ea11 (このIDを非表示/違反報告)
こん - コメント失礼します。そしてコメントして頂いてありがとうございました(T_T)夏乃実さんから頂いて本当に恐縮です。夏乃実さんの作品の更新も楽しみにしています。また見に来ます(*'▽'*) (2016年9月16日 2時) (レス) id: 5a35b7a5ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夏乃実 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/rumitann1/
作成日時:2016年3月13日 12時