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「なーに、たかがコソドロ一匹!この私が簡単にお縄にして御覧に入れましょう!!」


ワッハッハっと豪快な笑い方をするおじさんに私たちも思わず苦笑いを溢すと今回展示されるという漆黒の星(ブラックスター)を見せてもらう事になった


「わっ綺麗〜...」


事前に快斗から資料として写真をもらっていたが実物はもっとキラキラしていた。まぁこれは偽物らしいから今日は予告に書いていた通り盗みはしないらしい


「私も愛しのカイトくんとこの宝石のように煌びやかな逢瀬がしたいわ!って感じかしら?」


後ろから響いた声に振り向くともう一人の幼馴染が仁王立ちしながら此方を見つめていた。明らかにニマニマとした笑みを貼り付けて


「は、、、!?なわけないでしょ!」


この幼馴染ズに恋愛相談していたのをもはや今は後悔してるレベルだ


「嘘つけ!目が泳いでるわよぉ!今日という今日は!あんたのカイトくんの話聞かせてもらうわよ!」


「あ、私お手洗い行ってくるね!」


これ以上ここにいたらほんとに根掘り葉掘り聞かれそうだと
咄嗟の言い訳ですぐにその場を離れると腕時計を見ながら周りをキョロキョロしてるコナンくんを見つけた




「どうしたのコナンくん」



「時計で方角を調べてんだよ!」



「方角?」



「まず時計の短針を太陽の方に向けるんだよ...日本は北半球だからその短針と文字盤の12との中間にある方角が真南になるってわけさ...」



まさかと思い声をかけたが、やっぱりコナンくんはさすがに気付くかぁ




「(なるほど、、、読めたぜ怪盗1412号!)」



コナンくんは杯戸シティホテルを見ながら不敵な笑みを浮かべていた

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作者名:ぽむ | 作成日時:2023年5月5日 1時

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