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「ふあぁ...」
「眠そうだね、コナンくん」
「うわっ...!?雪乃ねえちゃんか、びっくりさせないでよ」
次の日私は米花博物館にまで赴き、入り口の前に居た蘭たちと合流した
「あ、雪乃!久しぶりに会えたね!」
「蘭!!小五郎のおじさんもお久しぶりです」
私は高1の夏に江古田に引っ越してしまったため昔よりは会う頻度が減ってしまったが何も変わらない幼馴染たちの姿につい頬が緩んでしまう
それにおじさんには私の両親が仕事でいない間面倒を見てもらってた事もあるので勝手に親みたいなものだと認識してる
蘭と談笑していると控えめに私のワンピースの裾が引っ張られ、小さな探偵さんの為に腰を下ろして話す事にした
「おい、雪乃。昨日送った暗号解けたか?」
「ぜ〜んぜん?そもそも新一くんにも解けないやつを私が解けるはずないでしょ?」
ま、それもそうだなとまぁまぁ腹立つ事を言われたのでその生意気な顔を崩してやろうと頬にまで手が伸びたタイミングで園子のお父さんから声がかかった
「おお毛利探偵...ようこそおいでくださいました...
この度は娘のわがままを聞いていただき、ありがとうございました!名探偵のあなたに来ていただければ百人力!期待してますよ毛利探偵!」
もの凄くおじさんの事を褒めているがその実績はほぼここにいる小さな探偵のおかげなんだよなぁと思いながら目線を下に下げると視線に気付いたのかそのまんまるいおめめをぱちぱちさせながらどうしたの?なんて聞いてきた
ここだけ見たらほんとにかわいい男の子なのになぁ...
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作者名:ぽむ | 作成日時:2023年5月5日 1時