4角片想い Sano Reo

戸惑い ページ18

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Reo side





佐野「あれ？亜嵐くん香水変えた？」

白濱「おっ、さすが玲於、鋭いなー。」




気づいたの、玲於が初めてだよ‼なんて。

別に男の一番最初なんて嬉しくねーよ。笑





…ん？

亜嵐くん、今日、心なしかそわそわしてるような…。


なんか、ニヤニヤして気持ち悪い。






『おはよーございまーす。』



相変わらず、ゆるっゆるのA。

でも、裏方の人の集合時間30分前に来てるあたり、真面目なのかゆるいのか分からない。





白濱「あ、Aちゃん‼
やっほー‼」





相っ変わらず、Aにデレデレな亜嵐くん。


狙ってるとかいう噂聞いたことあるけど。




遊ばれちゃわないように、俺が守ってあげないと。

俺はAの兄ちゃんみたいなもんだから。




『亜嵐くん、こんにちはー。』





今日も、俺んとこ来るのかな？

好き好きうるせーけど、可愛い妹だし。




佐野「よ、」
『この前は、ほんとありがとう‼』




…え？

今日は俺のとこ、来ねーの？

それに、….この前って何？





胸がざわざわと音を立てた。

なんだよ、これ。




疑問が浮かんでは消えて。

どんどん心が黒くなって、イライラしてくる。




知らないし、知りたくもない。

こんな感情。





亜嵐くんと同じ匂いを漂わせるA。

そんなAを、本当に愛おしそうに見る亜嵐くん。


…本気なんだ、亜嵐くん。





幸せそうな2人とは裏腹に、どんどんどんどんイライラする自分に戸惑いが隠せなかった。





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