4角片想い Sano Reo

あの子の気持ち ページ19

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『お疲れ様ー。』

新田「お疲れー。」





あれから、早3日。

なんだか玲於くんとは気まずくて、業務連絡以外は、一回も話してない。




玲於くん、ずっと不機嫌だし。

そろそろ仲直りしないと、周りにも申し訳ないよ。








まあまあ、今日はそんなこと忘れて。

だって、日菜子ちゃんとごはんだもん‼




玲於くんのこと除けば、とってもいい子だから、プライベートで飲みにいくこともしばしば。




新田「はぁーあ、もうやんなっちゃう。」

『どうしたの？』




彼女の口からマイナスな言葉が出ることはあんまりない。

だからこそ気になった。







新田「実はね、私、…好きな人がいるの。」




『……え？』

新田「そんな驚くことなくない？笑」





それって、…玲於くん？



心にずっしりと重りがのった気分だった。

あーあ、失恋決定だ。






新田「その人はねー、優しくて、女の子扱いしてくれて。」




え…。

これ、玲於くんじゃない…？





確かに、日菜子ちゃんには優しいけど…。

女の子扱いしてるのかって言われると…。





もし違ったら…。




玲於くん、悲しむよね。

ショックうけるよね。







『それって、…誰なの？』




心臓が嫌にドクドクする。






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新田「私の好きな人は、……白濱、亜嵐くん、です。」





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