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23、うぇーい ページ25

というわけで、新人2人組を連れて公園にやってきたわけですが…

『えっと、木に登った犬っていうか…』

「マモルくん、じゃね?」

そう。シンラさんの言う通り、木の枝にぶら下がっていたのは新人大会にいたマスコットキャラクターのマモルくんだったのだ。

犬…犬、顔?…いやいや、犬ではないだろこれは。

「イヤハヤ」

シンラさんが能力を使ってマモルくんを下ろす。

『えっと、なんで木の上に?』

「実は…」

マモルくん曰く、ミヤモトという人が消防官でありながら殺人を犯したという事件が関係しているという。

このような事件によって一般人にとっての消防隊のイメージが下がってしまったんだとか。

そうして特殊消防隊のマスコットであるマモルくんは、通りすがりの大学生に”うぇーい”をされてしまった…

「…というわけで」

「そんなことが…」

『全く知りませんでした…』

最近テレビ見てないからなぁ…新聞でも取ろうかしら

というかミヤモトとかいう人許すまじ。

あんたのせいでマモルくんが!
(そこかよ)

「そのミヤモトって奴、どうなったんですか?」

シンラさんが聞く。

「今日、裁判が行われるそうデス。予定では、精神鑑定で無罪になる見通しが強いトカ…」

『えぇぇ!?何でですか!?』

殺人をした上、マモルくんが酷い目にあったのに!?

世の中って不思議だわぁ…

ーーー

あの後色々あって、私達3人はマモルくんたちと風船配りをしています。

あ、買いものはもう済ませておきました。
買うもの少なかったので。

来るのは商店街での知り合いがほとんどなので、会話が弾んで結構楽しい。

「あ、アオねーちゃんだ!」
「え!あ、ホントだ!アオねーちゃん!」
「あ、まってー。あれ、アオねーちゃん!」

『わぁ、ヒロ君たち久しぶり〜!』

新しく来た小さい友達にヒラヒラと手を振る。

この前不良に絡まれていたところを助けた三兄弟だ。

というか、子供達に“アオちゃん“ならぬ“アオねーちゃん“で通ってるのが、未だ不思議でたまらない…。


ー一方その頃…

子供にワイワイされるアオイを遠目に見るシンラ達。

「…アオイはよく好かれるな」

「アオイさんは商店街デハ有名ですヨ」

「エ!?」

「不良をボコして肉屋の男の子を助けたとか、花屋のおばあさんのお気に入りだトカ…」

(マジかよ…)

マモルくんの言葉に眉間を揉むシンラであった。

24、出動じゃあっ!!→←22、仕事手付かず



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ろーるキャベツ☆(プロフ) - 続編行きます! (2020年8月18日 13時) (レス) id: f315a783e1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ろーるキャベツ☆ | 作成日時:2020年7月22日 19時

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