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目の前には、ずっと会いたかった御幸くんがいる。
けれど、正直気まずい。それに、なにから話せば・・・。
「あれ、もしかして黒沼・・・?黒沼Aだよな・・・?」
御幸くんの言葉を聞いて顔をみてみると、とても驚いた顔をしていた。
「・・うん、そうだよ。黒沼A。久しぶりだね、御幸くん」
5年ぶりに御幸くんと話す。
雰囲気はあのときと変わっていなくて、正直落ち着く。
「マジかよ。まさかこんなに早く再会できるとは思ってもいなかったから、
正直戸惑ったというか・・・嬉しい。ていうかお前、なんでうちの学校に・・?」
「たまたまみた雑誌にさ、御幸くんが青道の部員として紹介されてるのを見て。
それと、親友もこの学校に進学するって聞いたから」
「・・そうなんだ。あれ、こっちに戻ってきてるってことh「おい、御幸―!そろそろ時間だぞー!」
話している途中に、さっき一緒にいた野球部の人が御幸に声をかける。
何か用があるらしい。
「ごめん、これから野球部の監督のところへ行かなきゃならねーんだ。
せっかくきてくれたのに悪いな。あ、よかったらこれ。いつでも連絡くれよな!」
「・・・うん、わかった!またね!」
御幸から、連絡先が書かれた紙を渡された。
まさか、連絡先を教えてくれるとは思っていなかったから、
驚きと嬉しさでいっぱいだ。
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作者名:志乃 | 作成日時:2017年7月12日 0時