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購買に着くと、運よく人だかりがまだできてなかったので、
無事ほしいお弁当が買えた。
教室へ戻ろう。そうした瞬間
「あれ、黒沼?今日購買なの?偶然だな」
「み、御幸くん・・!今日お弁当作るの忘れちゃって」
びっくりした。
まさかこんなところで御幸くんと会えるだなんて。
「そういえばね、さっき御幸くんとよく一緒にいる目つきの悪い人と
私の不注意でぶつかっちゃったの。
めちゃくちゃ怖い人だと思ってたんだけど、
話してみたら意外といい人なんだね。名前聞き忘れちゃって。」
「あー。そいつは倉持。倉持洋一だ。
なに、見た目とのギャップで惚れたとかかー?w」
「え、違うよ。だって、私はいつだってみ―――」
「み?」
「い、いや!なんでもない!友達待ってるから、教室に戻るね!」
ヤバい、思わず本人の目の前で、"御幸くん一筋"って言いかけちゃった。
まだ告白すらしてないのに、いきなりそんなこと言われたら気味が悪いだけだもんね。
そういえば、御幸くん。
倉持くん?の話をしたら、急に顔が暗くなった気がするけど、気のせい?
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作者名:志乃 | 作成日時:2017年7月12日 0時