『本日ハ晴天ナリ。』第参章【刀剣乱舞】

本日ハ雲天ナリ･･･133 ページ39

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ほっぺムニムニ隊()がそれぞれの部屋に戻り、

私はまた机に向かって池田屋の図面とにらめっこする。





(･･･この前はここら辺で霊力を感じたから･･･

だとすると、太鼓鐘さんはこの奥か･･･)




地図を見ながら細かに場所を書き写していく。




何にせよ、今回の出陣で一番厄介な敵･･･。




『･･･またこの敵か･･･』




こんのすけ情報によれば、審神者の間で一二を争う強敵、｢高速槍｣が度々現れるのがこの時代。



刀装がいくらついていても、それを貫通して本体への攻撃をしてくる厄介オブ厄介な敵さん。





私が以前出くわした槍さんも、この高速槍の部類だろう。

私がなるべく誘導出来れば･･･


無理に戦おうとすれば、余計な負傷者を出しかねない。

明日は極力戦闘は避ける道を行こう。







『･･･だとしたら･･･ここの道で･･･』


サラサラと新しく作った地図に情報を書き込む。



それなりに地図に見えるようになった。










『･･･ふぅ、･･････よし･･･』


そして、最後にこの出陣に最適な刀装などを書き込んだ。



『･･･できた。』








ずっと熱中していたせいか、気がつけば外が暗くなっていた。





(･･･っと･･･もうこんな時間か。)






明日は早起きして、部隊の皆を起こしに行かないと。


池田屋には、調査も兼ねて出陣する予定だ。

それなりに時間がいる。





朝早くから出発しても、帰りは夕方とかになるだろう。




あとは･･･もう、












『･･･検非違使が来ないことを祈るしか、ないか。』


今回私が最も恐れているのは、


検非違使の出現だ。




前任の野郎が度重なる池田屋への出陣をしたせいで、検非違使が非常に出現しやすくなっているらしい。



『･･･はぁ、本当に余計なことしてくれますね･･･』

神出鬼没なのがまた面倒だ。


まあ、分かっていたところで対策もなにも無いのだが･･･。








･･･しかし、ここでうだうだしていても仕方がない。






その時はその時だ。臨機応変に･･･。











とにかく、今日はもう早めに寝よう。



明日に響いたら大変だ。













･･･







そして、私はこの本丸の誰よりも早く床に就いた。

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