『本日ハ晴天ナリ。』第参章【刀剣乱舞】

本日ハ雨天ナリ･･･129 ページ35

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短刀達に貰った花束を抱えて廊下を歩く。



と、見慣れた背中が前を歩いていた。






『･･･あ、大倶利伽羅さん』





伽羅｢･･･あんたか･･･｣



『･･･ちょっと良いですか。』



伽羅｢･･･？｣






大倶利伽羅さんにどうしても話したい事があると伝えると、すんなり了承してくれた。



私は広間に大倶利伽羅さんと入る。






＿＿＿＊



清光｢･･･あ、きたきた｣



和泉守｢ん、なんだその花束？｣


そこには新撰組の刀と堀川派の刀も揃っていた。






伽羅｢･･････なんでお前らが･･･｣



清光｢主に呼ばれたの。｣



私が事前に呼んだメンバーはもうだいぶ前に来ていたらしい。



山姥切｢･･･で、

･･･話というのは･･･？｣




『･･････まあ、とりあえず座ってください。大事な話なので。』


何やら重要な話だということが伝わったのか、皆真剣な顔でその場に座る。




皆が座ったことを確認して話し始める。

･･････




･･･











『･･･大倶利伽羅さんにはもう伝えていると思いますが･･･』




伽羅｢･･･！｣





『･･････


･･･太鼓鐘さんの生存が確認されました。』






途端に大倶利伽羅さん以外の皆の目が丸くなる。



安定｢え･･･


それ、本当なの！？｣



堀川｢･･･じゃあ、まだ池田屋に？｣






『･･･ええ。･･･しかし、恐らく彼は重傷です。

敵の攻撃を少しでも喰らえば瀕死はおろか、刀剣破壊の恐れがあります。

ですから私も池田屋に行ってその場で手入れを･･』



山姥切｢おい待て、今なんて言った｣




すかさず山姥切がツッコミを入れる。



『･･･私も池田屋に行く、と言いました。

池田屋には槍も出現するので、皆がいくら刀装をつけても負傷はしますから･･･


負傷したまま太鼓鐘さんを運ぶのは困難ですよ。』





和泉守｢だからって主も行くってのか？！｣


清光｢･･･はぁ、ほんとバカ｣


安定｢もっと良い作戦無かったの？｣



ちょっと、今普通に悪口言ったの誰ですか。



『･･･私がお話したかったのは、私が行くかどうかではなくて、部隊編成の事です。



･･･最低でも4人居れば攻略は可能だと思うのですが･･･。』







安定｢主が行くことは決定なんだ･･･笑｣



和泉守｢･･･こいつに何言っても無駄だろ･･･｣










･･･ご名答です、和泉守さん。

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