[FARIY TAIL]闇ギルドマスターは滅竜魔導士…!?

No.35 ページ38

【暗黒の狐・in地下牢】[コルトside]




此処は、何の変哲もない地下牢




ひんやりと冷たい空気が漂う中、



静かな空間で……





「ねえねえ!!」




静かな空間で、本を…




「オイラはネコだよ! 食べても美味しくないよ!?」




本を読む、ところ…




「縄解いてよ〜! ナツー!! ルーシィー!! 助けて〜!!」





ｺﾙﾄ「…ちょっと黙ってくれないか」




「ひぃ!?(うぅ…恐いよ〜ナツ〜…)」




…マスターが不在の今、此処を見張るのは当然の役目



馬鹿(アイリ)がいない静かな空間なんて滅多にないんだ



読書をする絶好の機会だというのに……



このネコは…!!




ｺﾙﾄ「ハァ…何者か知らないが、オマエを捕らえているのはマスターの命(めい)あってのこと。マスターが命令しない限りは、解放することは出来ない」



「そんなぁ…オイラ、ナツとルーシィーを探さなきゃいけないのに…」



ナツ…ルーシィー…?


他にも仲間が…?




…これは情報を共有するべきか……?



もう少し、このネコに聞いてみるか


パタンと本を閉じ、ネコのいるほうへ視線を向ける



「…お、オイラは食べれないからね!!」



ｺﾙﾄ「…ネコが食用なんて考えたことは一度もない。それより、先程からオマエが言っている…"ナツ"と"ルーシィ"という人物にについて話を聞かせろ」



「む…怪しいヤツに教えることなんか何もないよーっだ!!べーっ!!」



……へぇ…?



ｺﾙﾄ「立場というものを分かってないようだな? 俺はいつでも…」



《ｶﾁｬｯ》



「ﾋｯ!?」



ｺﾙﾄ「オマエを処分することが出来る、ということを」




小さいナイフを片手に脅しをかける


……まぁ、処分する気など欠片もないけどな


マスターの命に背くことになるような事は絶対にしない




ｺﾙﾄ「…まぁ変な気を起こすつもりはない。もしかしたらその人物を探すことも出来るからな」



「…ほ、ほんと!?探してくれるの!?」



ｺﾙﾄ「あァ…この敷地は俺達の領土。人を探す事など容易だ……それに言っておくが、俺達の領土に勝手に入ってきた不審なヤツはオマエだからな?」



「…た、たしかに…でもオイラ達迷っちゃって!! 帰り道がわからないままはぐれちゃったんだ!!」



はぐれた…?


…特に目的も無しに来た、ということか?




いや、まだ判断するのは早い


しっかりとコイツから情報をとるんだ


ｰｰｰ

文字数により切ります


…口調など間違ってないかな

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