[FARIY TAIL]闇ギルドマスターは滅竜魔導士…!?

プロローグ ページ1

【＿＿＿】 [＿＿side]


《…ﾊﾟﾁｯ》


｢…あ、起きたー!｣


｢ユート、うるさい｣


ﾕｰﾄ｢コルト、うるさいって何だよ!マスター起きたから知らせてやったのに…｣


ｺﾙﾄ｢そうか｣


ﾕｰﾄ｢なんか冷たいし…｣



…目を開けば、視界に映る見慣れた天井とユートの顔。←


体を起こせば、ソファで寝ていたようで。


そりゃァ首が痛むわけだ。



自室で寝るべきだったなと今更後悔。


寝顔を他人に見られたというのも、な…。




ﾕｰﾄ｢…マスター大丈夫?なんか目が死んでるよ?｣←



…わざとか?毒舌なのは。


まァ、相手はユートだ、仕方ない。



ﾏｽﾀｰ｢……大丈夫｣




｢マスター、おはようございます｣


ﾏｽﾀｰ｢あァ、ナズか…おはよう｣




おはようといっても、既に外は夕方。

窓から見える空は朱色に染まっている。




ﾅｽﾞ｢貴方達もぼっさとしてないで報告を｣




報告…あァ、そうか。


たしか、コイツ等に"仕事"を任せたはず。


…暇すぎていつの間にか寝てしまったのだろう。←



｢じゃあ私から｣


｢はァ!?何でお前からなんだよ、普通俺様からだろ!｣


｢意味わかんないし｣



ったく…何回言えば気が済むんだ、コイツ等は。


報告する順番なんて何でも良いだろ…。



…とにかく、うるさいヤツは好ましくない。




ﾏｽﾀｰ｢フィアも、アイリも少し黙れ｣


ﾌｨｱ/ｱｲﾘ｢｢ッ!!…ハイ｣｣



さて、報告を…って、アリスの姿が見当たらないな…。



ﾏｽﾀｰ｢…アリスはどこだ?｣


ﾅｽﾞ｢アリスなら先程向こうに…｣



《ｯﾀｯﾀｯﾀ…!》



ｱﾘｽ｢遅れてすみません!｣



ﾏｽﾀｰ｢あァ…では仕事の報告を、コルトから順番に｣



ｺﾙﾄ｢ハイ｣





我々は、闇ギルド"暗黒の狐(ブラックフォックス)"


仕事は無事片付いたようだ。



ﾅｽﾞ｢…それと、マスター｣


ﾏｽﾀｰ｢…なんだ?｣


ﾅｽﾞ｢先程"実験"に区切りがつきましたので、ご確認をお願いします｣


ﾏｽﾀｰ｢わかった。時間が空き次第見に行く｣


ﾅｽﾞ｢はい。それでは…｣




『"力"を欲するのなら、オレと共に来い。


そして、その力をオレのために使え。


自分を守るために使え。



…そうか、来るのかオレの元に。


ならば命の保証はしよう。


オマエが危険に晒された時は、オレが前に立って守ってやる。

その代わり、命令には必ず従え。





ようこそ、"暗黒の狐"へ。



ヨロシクな、新入り｣

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