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オタクなのがバレました ページ3

「もういいですから」


「あ、すみません、中々語れる人が居なかったので」


顔を隠しながら言ったので、少しくぐもった声だ。


耳の方を見てみると、真っ赤だった。


尊い。


「とりあえず着替えましょうか、メンズの服があるので」


「何で有るんですか?」


「今はメンズを着てダボダボで可愛いを演出する時代なので」


159cmにはダボダボすぎて流石に可愛くなかった。


ズボンも何で買ったのか…


「其れにしてもダボダボすぎじゃ無いですか?」


「サイズを間違えたんです、余りイジらないでください」

「お風呂はそこです、シャンプーとかは勝手に使ってください」


お風呂場に投げ込んで、リビングに駆け込む。


キッチンで朝ごはんでも作ろう。


とは言いつつ、料理あんまり得意じゃない。


目玉焼きとパンで良いか。


レタスとか乗せれば、それっぽい。


たまに逆トリもので女子力高めな夢主が居るけど、絶対作者作れないだろ。


あんなもの、作れる訳無い。


だからこその夢小説なんだろうけど、生憎ここは夢小説じゃない。


「あ、目玉潰れた…」


考え事しながらできるわけなかった、こっちは私の分にしよう。


「あの、服はどこに置けばいいですか?」


「ほわぁ、」


髪が濡れて、水が浸ってる。


水も浸る何とやらだ。


普段の倍ぐらい、イケメン度が上がってる。


尊い。


気づけば右手にスマホを持ち、連写していた。



「や、辞めてください」


「すみません、発作です」

「すぐに消します」


「それは別に良いですよ、お金払ってもらうんですし」


よっっっしゃ!


これは永久保存、データのバックアップを取らないと。


「その服は適当に置いといてください」

「後で洗濯します、何かこだわりがありましたらこのネットに干してください」

「ドストさんの部屋はそこの空き部屋を使ってください」


「分かりました」

休日出勤です、最悪…→←すぐに状況を理解できるこの人、怖いです



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白狐 - 見つけた瞬間にとりあえず尊死して、現実かどうか確かめる為にビンタして現実だったら尊死します! (4月25日 1時) (レス) @page13 id: 25128eaf75 (このIDを非表示/違反報告)
ミオ丸 - 皆さんは出かけた先にドストさんみたいな人がいたらどう反応しますか? (4月23日 10時) (レス) id: 8eb7693272 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ミオ丸 | 作者ホームページ:無し  
作成日時:2024年2月22日 21時

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