十五話 ページ16
そして、ゾムは中庭でキレイに着地をした。
『わー。やっべ。』
受け身の体制も取れてない私は、仕方なく城の壁を蹴って、そこらへんにあった木に止まり、ゾムの所へ降りた。
zm「今の凄ない！？」
そう言って目を輝かせてくる。
私は適当にあしらった。
『私でも出来るからゾムならイケる。それより、急がないといけなくない？』
日の昇り方からするに、今は六時前か。
するとゾムは目を逸らして、あっ…と声を漏らした。
zm「六時に朝食や…やばい。」
かなり急がないといけないやつ！？
すると、ゾムは急に猛スピードで走り出した。
『ちょっと待ってよ〜。』
そう呑気に言いつつも、私も走っている。ゾムに追いつくペースで。
zm「俺、そこそこ全力で走っとるんやけど…」
『ゾムなら限界を超えられるよ〜。』
そう言いながら、曲がって、曲がって…広いな城！？
いや、ウチの城が狭いだけ？
ま、まぁイイさ！
そして、一つの扉の前につくと、ゾムが勢い良くドアを開けた。
zm「セーフッ！」
食堂か。
時計を見ると、五時五十九分。
『四捨五入したらアウトだから駄目でしょ…』
その通り、とばかりにトントンが頷く。
tn「せやでゾム。まぁ、Aを連れてったんやからしゃあないな。今日は許したる。」
すると、ゾムは口を尖らせる。
zm「だってぇ…Aがゲームしとったんやもん…キリつくまで待っとったんよ？」
げ。
なんてこと言うんか。
すると、トントンは笑顔でこちらを見やった。
tn「ホンマか…？てか、誰としとったん？」
『いや、五時半には終わったよ〜？えと、らっだぁとアスレしてた。』
すると、ゾムとおんなじように驚かれた。
tn「え！？運営国の王とやっとったん！？」
『ウン。』
トントンは1つ溜息を付いてから、席に座るよう促した。
tn「ハァ…まぁええわ。とりあえず席に座り？」
すると、皆から横に来い。と言う意思がひしひしと伝わってくる。
とは言え、空いている席は連なっていて2つ。
つまり、ゾムは確定で、グルッペンかコネシマのどちらか。
すると。耳打ちでゾムが、
zm「俺、シッマの隣がええ。」
と言ったので、グルッペンの横に座る。
gr「そんなに俺の隣が良かったか？」
『別に。ゾムがコネシマの横がいいっていったから。』
そう言うと、コネシマは顔を青くした。
どうしたんだろ。
そして、いただきますの合図とともに、朝食が始まった。
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階梯(プロフ) - あ、あ、ありがとうございます….！色々頑張って伏線(？)を貼ってます。続編の更新も頑張ります！ (2020年4月18日 18時) (
レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
病夜(プロフ) - ついに続編ですか！おめでとうございます！私的に、聖国について気になるところですね、。感情で目の色が変わるとか女王的な一面もあって面白いです！続編でも無理のないように更新してくれると嬉しいです！ (2020年4月18日 16時) (レス) id: ff1f7a7f36 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！ (2020年2月21日 18時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦) (2020年2月21日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
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