十四話 ページ15
『ふわぁぁぁ…』
朝が来た。
時計を見る。
…三時か。
いつもより一時間遅い、ボケてしまった。
取り敢えず、カバンに入れていたパソコンで、らっだぁと連絡でもとりますか。
『もしもーし。元気ー？おはよー！』
ボイスチャットでそう言うと、らだおは眠そうな声で、
rd「珍しいね。…三時起きなんて…元気だよ。それと、挨拶代わりにハックしないの！」
サラッとハックした事がバレてしまった。
腕が訛ったか？
『普段の癖だよ。しゃーないやろ。…そういやね、w国の幹部になったんだ〜。』
そう言うと、鼓膜が敗れる勢いで叫んだ。
rd「ちょっと待て！」
『どこで待つ？喫茶店？』
ボケるが、スルーされてしまった。
rd「女王だよね…？」
『そうだね。』
rd「隣国の幹部になってどうすんの！」
あぁ、そゆことか。
『別にいーじゃん。弟に任せてるんだし、実質一般人。…にしても、昔下にいた人の下につくって…まさに下剋上！』
軽く言うと、重々しく溜息をつかれた。
rd「相変わらず軽いんだよ…まぁ、それはそうとゲームでもする？」
おっ！
『うんうん！する！』
そうして、五時までゲームをしたのだった。
因みに、四時頃からずっとゾムに見られてた。ダクトから見るとか怖いよ。
そして、五時半頃に、ゾムが遂に降りてきた。
zm「とうっ！誰と連絡取っとったん？」
『ようやく降りてきたね。らだおとゲームしてたの。』
すると、目を開いて驚いた。
zm「ちょい待ちぃや！まず、俺に気づいとったん？」
『ウン。四時頃からずっとお疲れさん。あんな狭いトコいたら体バッキバキになりそうだよね。』
zm「ずっと前からバレとる…何で話しかけんかったん？」
え？そりゃ勿論。
『面倒だったから。』
はぁ…と零してからゾムは、もう一つ聞く。
zm「それと、らだおって…運営国の王のらっだぁで合っとるよな？何でそんな凄い人とゲームしとんねん…」
説明してなかったっけ…？
『殴り込みに行った後に、一緒にゲームしたら意気投合したんだよ。んで、今もよくゲームしてる。』
そう言うと、もう落ち着いたのか、私に恐らく本題の事を伝えた。
zm「飯食いに行くで。食堂。…因みに間に合わんとトントンの粛清があるんよ。」
そう言うゾムの顔は少し怯えていた。
確かに、トントン怒ったら怖そうだもの。
『ん。連れてって。』
そう言うと、ゾムは窓から飛び降りた。
わーお。だいなみっーく！
私も、ゾムについていく為に飛び降りた。
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階梯(プロフ) - あ、あ、ありがとうございます….！色々頑張って伏線(？)を貼ってます。続編の更新も頑張ります！ (2020年4月18日 18時) (
レス) id: 1546390b18 (このIDを非表示/違反報告)
病夜(プロフ) - ついに続編ですか！おめでとうございます！私的に、聖国について気になるところですね、。感情で目の色が変わるとか女王的な一面もあって面白いです！続編でも無理のないように更新してくれると嬉しいです！ (2020年4月18日 16時) (レス) id: ff1f7a7f36 (このIDを非表示/違反報告)
階梯(プロフ) - しおりんさん» ありがとうございます！亀更新ですが頑張ります！ (2020年2月21日 18時) (レス) id: 98e981bcd0 (このIDを非表示/違反報告)
しおりん - お、おも、面白すぎるッ、神様ッ続きも頑張ってください(≧▽≦) (2020年2月21日 17時) (レス) id: 521a219ebb (このIDを非表示/違反報告)
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