第五夜 ページ7
その老人はアリババの働いてるところの社長だった。
社長がいうには、アリババが1000金貨(ディナール)払わないと奴 隷になるらしい。
しかもここの領主は奴 隷をいたぶり苦しめて楽しむ変態だそうで、名はジャミルという。
......社長、言いたい放題じゃね。
アリババはそれに対し奴 隷になんかならないと自信満々だ。迷宮攻略をして一稼ぎして借金を返すつもりのらしい。
信じられない社長にアリババはアラジンにウーゴ君を出すように頼んだ。
「社長、こいつの名は......
アラジンです。彼は、偉大なる大魔術師であり......」
二人の友情は深ま
「そして俺の一番の!家来だ!」
「(え、えぇ〜〜)」
ってなかった。
○○○
早速アリババが迷宮攻略の準備に取り掛かろうとはりきって、市場に出かけた。
しかし、アラジンは不貞腐れている。
あんなこと言われたら普通不機嫌になるよ。どうしようかと思ってピーンッと私の頭に名案が浮かんだ。
私はアラジンに近寄り
「アラジン、私とも友達になってほしいな!」
「ほんとっ!?」
「うん、友達の友達は友達だからね。もちろんウーゴ君も」
「もちろんさ、ウーゴ君もきっと喜んでくれるよ!」
根本的な解決にはなってないが、良しとしよう。
私たちがワイワイと話していると、アリババがアラジンに話しかけてきた。
しかしアラジンは無視を決めつけている。
「アラジンどうしたの?」
理由は分かりきっているが、小声で聞いてみた。
「アリババ君が僕のこと家来っていうから......」
私の服の裾をぎゅっと掴んできた可愛い(確信)
アリババはそんなことも知らずアラジンのご機嫌をとるため報酬の話をしている。
さっきの私のように何かを閃いたらしい。
「そうだアラジン!キャバクラ行こうぜ!」
少しだけアリババと友達になったことを後悔した。
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推しは最強☆! - オモロイ (2020年8月20日 16時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
ガラスペン - おもしろいです! 更新頑張ってください!! (2014年12月9日 1時) (レス) id: 2f7b2271fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:野生ミント x他2人 | 作成日時:2014年6月16日 11時