第十一夜 ページ13
私の服が乾ききり、二人も来たところで早速出発することにした。
アリババ曰く、「シンドバッドの冒険書」によると、あの八芳星が描かれた床はスタート地点らしい。そして、ゴールの宝物庫に宝が有る。
アリババとどの穴に入るか相談しようと、話しかけようとするも、アリババはすっかり迷宮に入ったことで、ハイテンションになっているようだった。
「いくぞアラジン、A!!この穴からだっ!!」
「えぇーーーっ!?そんな適当なの〜!?」
『ヒャッフゥー!!』と奇声を上げながら、アリババは穴の中へ駆けていった。
「......ハア、アラジンちょっとあのバカを連れ戻してきて」
ため息を一つ吐くと私はアラジンにそう頼んだ。
アラジンは快く引き受けてくれて、すぐにアリババを連れ戻しに行った。
二人がくるまで、特にやることも無いので、穴を一つ一つ調べることにした。
○○○
しばらくすると、二人が帰ってきた。
「A悪りぃな、先行っちまって......」
「反省してんなら、どの道が正解の道なのかさがそうよ」
ここで私は先ほど見つけた穴の横にある、印のことを二人に話した。
するとアラジン
「○印の道が正解なんじゃないかなあ〜」
「んな、単純なワケねーだろ!」
三人で首をひねるが、さっぱり分からない。
『もしかして......』とアリババが小声で呟いた。
「おい、二人とも印の付いてない穴を探してくれ」
私たち二人は頭にはてなマークを浮かべながらも、印の付いてない穴を探した。
印が付いてないってどういうことだろう?
......考えることを放棄して、アリババの言う通りに目的の穴を探した。
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推しは最強☆! - オモロイ (2020年8月20日 16時) (レス) id: 11099bdacf (このIDを非表示/違反報告)
ガラスペン - おもしろいです! 更新頑張ってください!! (2014年12月9日 1時) (レス) id: 2f7b2271fa (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:野生ミント x他2人 | 作成日時:2014年6月16日 11時