38の巻 《うごめく任務》 ページ38
ナルト「ったく。なんで修行を中断してまで任務に出なきゃなんねぇんだよ」
任務より修行を優先しようとするこの発言は、
身体は成長していても、
頭は成長していないことを
よく物語っていた。
サクラ「しょうがないじゃない、任務なんだから」
ナルト「でもよぉ。任務にもよるだろ、任務にも」
ブーブーと駄々をこねるナルトに、
テンゾウとサイは苦笑いだ。
やがて
前方にアスマ班を見つけた私たちは、
必然的に足を止めた。
シカマル「よぉ、ナルト。修行は、どうしたんだ？」
ナルト「任務で中断だってばよ」
まだ口を尖らせているのか、お前は。
サクラ「いの、あんたたちもこれから？」
いの「そう、久しぶりにみんな揃って――」
？「みんな！お揃いだな、コレ！」
この声は――。
ナルト「木の葉丸」
任務終わりらしいエビス班と遭遇した。
のはいいが、
木の葉丸は抱えていた猫を落として、
私をじっと見つめてきた。
地面に落ちた猫は、
エビスさんが慌てて捕まえる。
木の葉丸「Aの、姉ちゃん......？」
A「大きくなったな、木の葉丸。みんなも」
もう少しで身長を追い抜かされそうだ。
というより、
3年も経ったのに、
私だけ成長があまり見られないような――。
木の葉丸「姉ちゃん！」
ぎゅう。
なんだろう、
帰郷してから出会う人全員に
抱き着かれる気がする。
A「んだよ、木の葉丸。ここはアスマ
わざと“おじちゃん”を付けて呼ぶと、
アスマは呆れた表情を浮かべて
息を吐いた。
木の葉丸「生きてたのか？なんで言ってくれなかったんだコレェ！」
A「あーあー、泣くなっての。男のくせに」
ビービーと泣き始めた木の葉丸につられて、
今まで放心状態になっていたモエギやウドンも、
私に抱き着いて泣き始めた。
――お、重い。
エビス「Aさん、生きておられたんですね」
A「......どーも」
やはりこいつは嫌いだ。
素っ気なくあいさつを返せば、
テンゾウに後頭部を小突かれた。
A「んだよ」
テンゾウ「すみません、ウチのAが」
エビス「いえ、もう慣れてますので」
【苦手なんだよ、こいつだけは！】
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ri_ta0077(プロフ) - kyokapi23さん» kyokapi23さん、コメントありがとうございます！楽しみにしていただいてすごくうれしいです、がんばります！ (2018年7月8日 17時) (
レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - 疾風伝篇楽しにみにしてました！続編おめでとうございます！これからもこの作品を楽しみに待ってます！ (2018年7月8日 8時) (レス) id: 8d4ba9d346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NASHI | 作成日時：2018年7月6日 21時
