1の巻 〈遥かなる再会の章〉 ページ1
カブト「コラコラ、大蛇丸様に向かってまたその口の聞き方を」
サスケの手を掴み
術の発動を阻止する大蛇丸と、
まもなくそばに現れたカブト。
そんな光景を、
私は近くにあった岩に身を潜めて見ていた。
サスケ「やめる理由はない」
サスケの力量を間輪廻眼で見るに、
以前とは比べ物にならないほど
強化されているのが分かった。
だが、
やはり心は復讐に囚われているようで、
これ以上の強化はあまり見込めそうにもない。
カブト「今の暁の動きを、君も知ってるよね」
――暁の、動き？
カブト「この木の葉の人たちには、暁を始末しておいてもらいたいんだよ。
一人でも多く。
ほかの暁に邪魔されると、君の復讐もうまく行かなくなるだろう」
そういうことか。
サスケ「情けない理由だな」
カブト「復讐の可能性を1%でも上げるためだよ。そうだろ？」
それはそうと、
聞き捨てならない言葉だな。
A「それは、どうだろうなぁ？」
逃げられないよう、
素早くカブトの背後に移動し、
首元に短刀を充てがう。
大蛇丸・カブト「お前......！」
ナルト・テンゾウ「A！？」
サクラ「なんで、なんで生きてるの！？」
サイ「......」
――誰だ、あの色白くん。
サスケ「A......」
A「久しぶりだな、サスケ」
サスケ「......」
にしても、
ずいぶんと男前に成長しやがって。
大蛇丸「さすがに分が悪いわね。
行くわよ、サスケくん」
シュッ。
自分たちが不利な状況にいると
瞬時に察した大蛇丸は、
部下であるサスケとカブトを連れて、
早くもここから姿を消した。
相変わらず、
逃げ足の早い奴らだ。
ナルト「A！」
A「......ん？」
ナルト「お前、Aだよな！？」
崖の上からテンゾウ班――否、
新カカシ班を見下ろし、
ニッと笑ってやる。
テンゾウ「A！」
A「おぉ......」
瞬身の術でこちらに移動してきたかと思いきや、
容赦なく身体を締め付けてくるテンゾウ。
今回は木遁ではなく、腕だ。
まずここで木遁だったら、
今頃躊躇なく殴っている。
【テンゾウ......いや、ヤマト隊長】
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ri_ta0077(プロフ) - kyokapi23さん» kyokapi23さん、コメントありがとうございます！楽しみにしていただいてすごくうれしいです、がんばります！ (2018年7月8日 17時) (
レス) id: 16552bc706 (このIDを非表示/違反報告)
kyokapi23(プロフ) - 疾風伝篇楽しにみにしてました！続編おめでとうございます！これからもこの作品を楽しみに待ってます！ (2018年7月8日 8時) (レス) id: 8d4ba9d346 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：NASHI | 作成日時：2018年7月6日 21時
