【NARUTO】狼少女。【カカシ】

． ページ30

カカシside








うっすらと映る白い天井…
ここは、木の葉病院か








隣から聞こえる、寝息。
目だけを動かし、隣を見てみたらベットに伏せて気持ち良さそうに寝ているAちゃんがいた







そうか、俺はなんとか任務達成できたのか。
肩はジンジンと痛むが、過去怪我した中でもまだましな方









ゆっくりと腕を動かし、ベットに伏せているAちゃんの頭を優しく撫でる






カカシ「ありがとうね、テンゾウ」








テンゾウ「あれ、またバレてましたか(笑)」

頭に手を当てて、病室に入ってきたテンゾウ








カカシ「…」






テンゾウ「Aちゃん心配してましたよ、先輩の事」







目線をAちゃんに移す。







カカシ「そっか…」









テンゾウ「それじゃ、俺は任務に行ってきます」









そう言いながら、お面を付け瞬身で消えていった。









しばらくして、









「…ん」








目が覚めたのか、さっきまで寝ていたAちゃんが動く
眠そうな目で俺のことを見つめ









「…おはよ」と言いながら大きなあくびをする








カカシ「…うん、おはよ」







俺も挨拶を返し、上半身を起こす




俺の肩を見ては









「怪我…大丈夫？」








心配そうに見詰めながら聞いてきたAちゃんに









カカシ「大丈夫だよ」





そう微笑みかけると、Aちゃんは一安心したかのように笑顔で









「よかった…」









Aちゃんの笑顔を見たのは…








初めてだ。

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