『悪魔の六つ子』と『双魔の死神』

第漆松目 ページ10

それで…


＿＿＿きて、起きて


ん？…誰だ…？


幻「起きて！逢夢ねー！」


『ん、幻夢…』


幻「おはよ！逢夢ねー！もうお昼だよ！」


『え"…』


嘘だろ、そんなに寝てたのかよ…


幻「早くお昼食べよ！」(ﾆｺｯ


『…そうだな』(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞｯ


可愛い……
弟ながら、こんなに可愛いとは…


『というか、トト子ちゃんとおそ松達は？』


何処にも、おらんけど←


幻「あぁ…屋上にいるよ、待ってるって」


『待ってるって…ハァ』


めんどくさい…


幻「……」


『ん？どうした…？』


元気がない…？


幻「え！、いや！大丈夫だよ！」(ﾆｯ


『……』


ﾌﾟﾆｭｯ


幻「…ふぇ？(え？)」


僕は幻夢の頬っぺを両手で挟んだ


『…嘘つくな、無理して笑ってんの分かる』


幻「！？」


『僕を誤魔化せるとでも…？』


何年、一緒にいたと思ってんの…


幻「……」


『ほら…正直に話してみな…？何が不満なんだ…？』


不満になるのは分かるけど…←


僕はそっと手を離した


幻「……から」


『ん？』


幻「逢夢ねーが、アイツ等と話すと俺に構わなくなるから…」


……へ？


『それで…？』


幻「(ｺｸｯ」


何、その理由…
可愛い過ぎるだろ…←


『ごめんね？そんなつもりは無かったんだけど…』


幻「いつも、寂しいんだよ…」(ｳﾙｯ


ｱｧｧｧｧｧ←←
可愛い過ぎる…！！←


『ん〜…今日は我慢して行ってやろ…？明日は二人でお昼食べよ…？』


僕がそう言うと


幻「本当に！！絶対だよ！？」


目をキラキラさせながら、そう答えた


『分かったよ』(ﾆｺｯ


僕は幻夢の頭を撫でた


幻「〜〜っ///」


『ん…？どうした？』


今度は顔が赤く……？


幻「何でもないよ！！//待ってるんだよね！？早く行こ！//」


『う、うん…？』


なんだ、急に…
さっきまで拗ねてたのに…


『まぁ…元気になったんなら、いいか…』


そう言って、僕は幻夢の後を追いかけた

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