『悪魔の六つ子』と『双魔の死神』

第弐拾参松目(過去) ページ26

逢夢said ※(六つ子空気かも…)

"ただそれだけ"

そう…ただ、従姉妹が傷ついていたから

本当に、それだけ…


『……。』


幻「アハハハッ！」


逢夢は今だ暴れている幻夢に近づく


60人いた不良も、誰一人として体育館に立ってはいなかった


『…幻夢』


僕は幻夢の名前を呼ぶ


幻「っ！逢夢、ねー…」


ハッと我に返ったように手を止め、僕の方に振り返る


『もういないから、大丈夫』


幻「……。」


幻夢は周りを見渡す


見張りをしていた奴らも、いつの間に潰れていて、体育館にはパーカー君達とトト子ちゃん、僕と幻夢と舞台裏に隠れている結ちゃん、


そして


ボス「ぅぁ…」


ボスって奴だけだった


『…さて』


ボス「ヒッ」


僕はボスさんに向き直り、近づいていく


『僕の大事な従姉妹の入学式をぶち壊した挙げ句、こんなに汚しちゃってさぁ…









許されると思ってんの』(ｷﾞﾛｯ


ボス「す、すまなかった！！許してくれ！！」


そう僕の前で言う、ボスさん


『謝るくらいなら、やらなきゃ良い話ダヨネ…？』


バキッ！


ボス「ガハッ！」(ﾄﾞｻｯ


僕はボスさんの前まで近づいていくと


足のつま先の所で、ボスさんの顎めがけて蹴り上げた


『…(ﾋﾟｯ、5分29秒…まぁ良しとしようか、幻夢』


幻「…。」(ﾁﾗｯ


幻夢は目線だけをこちらに向ける


『…帰ろう』(ﾆｯ


逢夢は優しく笑いかける


幻「！…ぅん」


その笑顔を見て、小さくだが返事をする


『良い子だね、それと…』


逢夢は舞台の方に近づき、声をかける


『結ちゃん、もう出てきても大丈夫だよ』


結「うん！」


そう聞こえたかと思うと、勢い良く飛び付いてきた


『うわっ…！』


倒れそうになるのを何とか耐える


『危ないよ？急に飛び付いてきたりしたら』


結「ご、ごめんなさい…けど！あーちゃん！格好良かったよ！助けてくれてありがとう！」(ﾆｺｯ


と、抱きしめる力を強くする結ちゃん

てか、あたってるし…←


『…さっきも言った通り、結ちゃんは大事な僕らの従姉妹なんだから、助けるのは当たり前』(ﾆｺｯ


幻「そうそう♪」(ﾆｺｯ


あ、幻夢が戻った←設定を見てみてくださいね！


結「幻ちゃんも！格好良かった！助けてくれてありがとう！」(ﾆｺｯ


幻「全然！いつでもお安いご用だし！」


＿＿＿＿＿
切りが悪くてすいません！
それと、更新遅くてすいません！！

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