『悪魔の六つ子』と『双魔の死神』

第弐拾松目(過去) ページ23

逢夢said


ボス「……ｯ！お前ら！や、やっちまえ！」


コイツ馬鹿だな…


僕らの事分かっていながら、喧嘩仕掛けてくるとか…


まぁ、とりあえず…


『…幻夢は結ちゃんを』


幻「…OK」


人質優先だね…


ﾀﾞｯ


ボス「なっ！？」


僕と幻夢は思い切り踏み込み、いっきに距離をつめる

そして、


ガッ！ドガッ！


モ「がっ！」

ボス「がはっ！」


ボスっぽい奴に捕まってた結ちゃんは、幻夢が

モブの奴に捕まってた女の子は、僕が


と、別々に助けた


幻「もう大丈夫だよ！結ちゃん」(ﾆｯ


結「げんちゃん…！あーちゃんも…！ありがとう」(泣


『大切な従姉妹だしね…当然の事だよ、君も大丈夫？』


と、女の子に聞く


「大丈…夫」


そう言うが、その子の体の震えは止まっていない


…仕方ない、


『…幻夢』


幻「はーい！結ちゃんは隠れてな？」


結「うん！私、信じてる！」


そう言って、結ちゃんは舞台裏に消えていった


幻「さぁて…かかってこいよ」


幻夢がそう挑発する


ボス「クソッタレが…やれ！！」


さっきの事もあってか、怒りを露にしながら

雑魚どもに命令する、が…


ドカッ！バキッ！ドゴッ！


幻夢ではなく、僕の方に向かってきた奴等を幻夢は素早く片付ける


幻「俺だけにしろよ…逢夢にーには、指一本触れさせねぇから」


そう言って、僕に向かって来る奴等をとことん潰していく


…流石だ



さて、僕はこっちを…


「(ﾌﾞﾙﾌﾞﾙｯ」


『君、名前は？』


トト「弱井…トト子」


『ん、トト子ちゃんね…』


いまだ震えている女の子…トト子ちゃんの頭に優しく手を乗せた

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