深海の商人 その�将将� ページ38
コポコポコポ………
静かな談話室に紅茶を注ぐ音が響く
ジェ「どうぞ」
『ありがとうございます……』
フロ「ジェイドがいれた紅茶、めちゃくちゃ上手いんだよ〜」
僕に抱きつき、ずっと僕の髪を弄っていたフロイド先輩が頭の上からそう云ってきた
受け取ったカップからふわりと紅茶の善い香りがした
ジェ「では、どれからお話し致しましょうか」
ジェイド先輩は、僕とフロイド先輩が座っているソファの反対側に座り
僕を真っ直ぐに見つめて、そう云った
『……先のお話の通り、僕が担保の1部と云うのは、どう云うことなんでしょう』
アーシェングロッド先輩と契約したのは、ユウキ
先輩の担保の選択肢に、僕が入っ……てたけど、ユウキは僕ではなく、オンボロ寮を担保として契約した
ユウキの契約に、僕は関係なくなった筈なのに……
ジェ「それは、とても単純な話です」
『単純な話……？』
単純な話って…一体……
ジェ「貴方は、「オンボロ寮の一員」だからです」
『……は？』
ジェ「貴方は、担保のオンボロ寮に住まう住人です。
アズールはオンボロ寮"のみ"で契約した訳ではありません。
寮の住人であるAさん、貴方を含めて契約したのです」
え……それじゃあ……
『……最初から、選択肢なんて』
フロ「えー？今更気づいたのぉ？」
ジェ「ユウキさんの選択肢は、"1つ"だけでしたよ」
───Aさん、貴方という選択肢しか、ね？
『！！』
そんな……
全部、全部……仕組まれてたんだ…
僕達は、掌で転がされていた
……それでも、僕は、
『……僕は、ユウキ達を信じます』
ジェイド先輩の目を見つめ乍、そう云った
フロ「ふーん、それが"決められている運命"だとしても？」
決められている運命……
『はい。確かに運命を変えることは不可能です。
でも、運命を進む
その人が「絶対に負けない」「絶対にやってやる」絶対に変えてやる』そう思えば思うほど
ユウキなら絶対にやってくれる
魔力も、異能力も持ってない一般人でも
ユウキなら大丈夫
フロ「あっそ、」
ジェ「……分かりました。では、他にお聞きしたいことは？」
うわ、淡白〜…
『聞きたいこと……あ、フロイド先輩の"守って貰わないといけないこと"って何ですか？』
談話室に向かう前にそんな事云ってたから…
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十字架(プロフ) - 狐兎さん» コメントありがとうございます！ハマっちゃいましたね？なら、もっとハマっちゃってください！(笑)更新早めに出来るよう頑張りますね！！(*`･ω･)ゞ (2022年3月29日 4時) (
レス) id: c966d7697c (このIDを非表示/違反報告)
狐兎 - もうハマりすぎてヤバいですw次の更新楽しみに待ってます！頑張って下さい！ (2022年3月28日 22時) (レス) @page45 id: a6b525896e (このIDを非表示/違反報告)
十字架(プロフ) - 帆希さん» コメントありがとうございます！ そう言っていただけてとても嬉しいです！(*´∀｀*)今日中に1話は更新しようと思ってますので少々お待ちください！(*^^*) (2022年3月21日 13時) (レス) id: c966d7697c (このIDを非表示/違反報告)
帆希 - 続き楽しみにしてます‼︎この作品めっちゃ好きです‼︎ (2022年3月21日 10時) (レス) @page44 id: eda95773e4 (このIDを非表示/違反報告)
十字架(プロフ) - 稲荷さん» コメントありがとうございます！大変おまたせ致しました！少しだけですが続きを更新しました！見てくださると嬉しいです！！(*´∀｀*) (2021年9月18日 20時) (レス) id: c966d7697c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十字架 | 作成日時：2020年10月15日 15時
