深海の商人 その�将将� ページ33
『そもそも、エラもヒレもない僕らには滞在する事すら難しい。こっちの条件が厳しすぎませんか？』
僕がそう云うと、グリムも"そうだそうだ！"と乗ってきた
ア「その難問を乗り越えてこそでしょう……と言いたいところですが、ご安心ください。君たちには、水の中で呼吸が可能になる、こちらの魔法薬を差し上げます」
そう云って、アーシェングロット先輩がテーブルに置いて見せてくれたのは、
黄緑色に光る液体が入った渦巻き貝型の瓶
ア「海の魔女も、人間に恋した哀れな人魚姫に陸を歩ける足をつけてあげたそうですから」
"大切なのは慈悲の心……ですよ。ふふふ"
そう先輩は云った
…先輩の云っていた「海の魔女」と「人間に恋した人魚姫」
アースラとアリエルだよね…？
だとしたら、アースラは……
ア「ふふふ……確かに頂戴しました。これで契約は完了です」
あ……またやっちゃった
大事な処で何時も考え事しちゃう…
3日後の日没までに、博物館から写真を奪って、先輩の元へ届ければ、先輩の下僕になってる225名のイソギンチャクさん達の自由を約束する
と先輩は云った
ア「でも、もし奪ってこられなければ……オンボロ寮は僕のもの。そしてユウキさん、あなたもまとめて僕の下僕になってもらいます！」
……ん？あれ？
『あの……僕、は？』
僕も関係者何だけど……
ア「Aさんは……我が"オクタヴィネル寮"に転寮して頂きます！」
ﾕｳ「『え！？』」
な、何で！何で僕だけ！？
ﾕｳ「そんなの……そんなの、ぜっっっっったい駄目！！絶対に負けない！！」(Aちゃんとの甘〜い時間を奪われてたまるか！！)←←
そう云ったユウキに、余裕たっぷりの笑みをこぼす先輩
ア「ジェイド、フロイド。お客様のお見送りを。3日後を楽しみにしていますよ」
アーシェングロット先輩の其の言葉を最後に、僕達はモストロ・ラウンジを後にした
オクタヴィネル寮の鏡をくぐり、鏡舎に戻って来た
鏡舎でジャックと別れ、オンボロ寮を目指し歩き出す
『(……先輩達、まだ着いてくる)』
鏡を抜けた後も、依然として帰る様子も無いリーチ先輩達
『(……朱雀の事、帰らせよう。凄く嫌な予感がする)』
先輩方に気づかれないように、フィンガースナップを1回鳴らす
あー……後で、朱雀に怒られるな……
そんな事を思い乍、ユウキとグリム、リーチ先輩方と並んでオンボロ寮へ向かった
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十字架(プロフ) - 狐兎さん» コメントありがとうございます！ハマっちゃいましたね？なら、もっとハマっちゃってください！(笑)更新早めに出来るよう頑張りますね！！(*`･ω･)ゞ (2022年3月29日 4時) (
レス) id: c966d7697c (このIDを非表示/違反報告)
狐兎 - もうハマりすぎてヤバいですw次の更新楽しみに待ってます！頑張って下さい！ (2022年3月28日 22時) (レス) @page45 id: a6b525896e (このIDを非表示/違反報告)
十字架(プロフ) - 帆希さん» コメントありがとうございます！ そう言っていただけてとても嬉しいです！(*´∀｀*)今日中に1話は更新しようと思ってますので少々お待ちください！(*^^*) (2022年3月21日 13時) (レス) id: c966d7697c (このIDを非表示/違反報告)
帆希 - 続き楽しみにしてます‼︎この作品めっちゃ好きです‼︎ (2022年3月21日 10時) (レス) @page44 id: eda95773e4 (このIDを非表示/違反報告)
十字架(プロフ) - 稲荷さん» コメントありがとうございます！大変おまたせ致しました！少しだけですが続きを更新しました！見てくださると嬉しいです！！(*´∀｀*) (2021年9月18日 20時) (レス) id: c966d7697c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十字架 | 作成日時：2020年10月15日 15時
