面白い授業 ページ6
*
「僕は、降ってくるなら月じゃなくて肉がいいな」
肉か…いいな。
肉は嫌いじゃないが、友達だった動物達が犠牲になるのだ。あまり、嬉しくはない。
矛盾している？…それが人間というものであろう？何をいまさら、と妾は思うぞ。
「あるかもしれないね、月が爆発して、隕石として地球に降り掛かってくるとか」
「って、Aェ！？」
お？ようやく気づいたか。
「やほー、ナルト」
軽く手を振ってあげると、こっちにずんずん迫ってくる。
「いつ来たんだってばよ！？」
「ナルトが怒られてほうけてる途中ー。
ま、また怒られたくなかったら、おとなしく座ることだね」
イルカ先生がお前の後で構えてるからのう。
「取り敢えず、だ。
今配った紙に、地球最後の日に一緒に過ごしたい相手を書いてもらう」
席に戻されたナルトは、紙を飛行機に折った。
じゃあ、妾は鶴を折ろうかのう。
地球最後の日など、誰も考えたくないだろう。
妾だって考えたくない。
人は儚い生き物じゃ。
数十年生きれば死んでしまう。
中には、自分から命を絶つ者だっているのじゃ。
妾は、ずっとその様子を見てきた。
何百年もずっと…。
何度も人が死に、生まれ、そして死んでいく。
その輪廻を、妾は見守ってきたのじゃ。
いつか、この子達も…いいや、そんな事は考えない方がいい。
「A！ちゃんと書け！」
「じゃあ、イルカせんせって書いてあげよっか？」
「からかうな！」
もうこの世には、妾が最後にいたい人などいないのだから。
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琴葉(プロフ) - 岬さん» 落ちは決まってません。もしかしたら、落ちを作らないかもです。恋愛書くの苦手なのでm(__)m (2016年11月29日 0時) (
レス) id: 72d8bdffe2 (このIDを非表示/違反報告)
岬 - 誰落ちになりますか？ (2016年11月28日 21時) (レス) id: c492ea5fd1 (このIDを非表示/違反報告)
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