夜空に輝く蝶は…… (ページ10)

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過去の思いページ10

－Ｓ級犯罪者組織 ”暁”
　これだけの人たちを率いる組織なら裏切りをするものならただでは済まされないだろう。

　やはり「力」が目的か・・・ー

　よみがえる幼き頃の記憶。

　当時のAには酷く、耐え難い出来事。

～過去～

男の子１「Aってさぁ、何か使える術あんの？」
男の子２「役立たずの術ばっかりだから、早死にするんじゃね？」
女の子１「Aちゃんのママとパパって普通の人なんじゃないの？」
女の子２「やだー！私そんな醜い子と一緒の班になりたくな～い」

次々とAに罵声が浴びせられる。

　もう彼女は我慢の限界に来ていた。

　怒りに満ちたAは４人に水をかけた

男の子１、２「「うわっ！！！」」
女の子１，２「「きゃっ！！！」」

　 Aの周りにはドス黒いオーラがわき、目を開けると目の全てが黒くなっていた。
　例えるのであればホラーでよく見るあの目。

　驚きと恐怖でいっぱいになったその子たちは一目散に逃げていった。
　その後一人一人合計４人、次々にいじめっ子の姿が見えなくなっていったのはまた別のお話し。

　それから彼女は同期全てを必ず殺すとその日から誓った。

　直接何もしてないにしろ、

　誰も止めに入らなかったなら共犯だ。

～～～～～～～～～～～～

　気が付けばいつの間にか反対方向に来ていた。

　なんだ。ただの行き止まりか。

　と思い、自分の部屋に戻ろうと後ろを振り向いたとき、黄色い髪の持ち主。
　そう。デイダラが立っていた。